卸売市場が築地から豊洲に移り、築地には市場は完全に無くなってしまいました。でも場外市場は健在です。ただ完全に観光に軸足を動かしてしまっていますので、外国人観光客だらけになっています。
場外市場は築地で働いている方の朝食や昼食を提供するお店や、場内で買った海産物なんかを一般の人に売る小売店なんかがひしめいています。市場に近いので美味しいお魚が食べられると、お寿司屋さんとか本当に人が多いてす。
でも先に書いた通り本来は働いている方々の為のものですので、魚ばかりあるのではなく様々な種類の飲食店があります。表通り沿いの牛丼屋さんとか本当に大人気で、通り迄行列ができていたりします。
その牛丼屋さんの脇にもんぜき通りという小路があり、「喫茶甘味築地胡蝶」という文字を発見しました。さすがに雰囲気が渋すぎてググってしまいましたが、お汁粉やお雑煮があったりするカフェのようです。

お抹茶(和菓子付)を注文しました。お店の中に川越七福神ののれん?がありました。東京のお店でそんなものを見つけてしまうと無性にテンションが上がります。別にあっても不思議では無いんてすけど。
お抹茶はしっかり点てていらっしゃいました。私以外に客がいなかったので音が聞こえて来ました。最近のお抹茶は渋みが昔より少ない気がします。こちらのお抹茶も飲みやすかったです。流行らないんでしょうけどたまには渋みの強いものも飲んでみたいんですけど、実際出てきたらつらいんでしょうね。
お菓子も上品な上生菓子です。餡も甘さ控えめの餅菓子です。抹茶味も良いです。それに水菓子と酢の物。かなりお得な感じです。うーん、これならお雑煮も食べてみたかったです。
お店の外観も渋いし、そもそも店の前のもんぜき通りという小路が知らないとかなり入りづらいです。でも勇気を出して足を踏み入れてみると、そこにはとても居心地の良いカフェがあったことで私はちょっと幸せな気持ちになりました。