この映画は私が高校生だった頃の作品です。かなり話題になっていました。公開前からサウンドトラック盤も話題になっていました。ベン・E・キングさんの同名曲、あ、タイトルは曲から来ているんですよね。
正直洋楽は良く聴いていましたが、ビートルズより古い洋楽はあまり知らなかったのでそれも新鮮でした。まあ舞台が1959年なのでビートルズもビーチ・ボーイズもいません。「アメリカン・グラフィティ」よりも時代設定が古いんですよね。
そもそもの原作の題名は「死体」。少なくとも日本ではそのままでは売れなかったでしょうね。だからこの改題は正解だと思います。アメリカだとそれでも売れるのかな?まあいいんですけど。

今見返すとなんてことはないストーリーではあるんですけど、少年たちの冒険、成長物語としてとても良いです。そしてこの4人の少年たちは皆この後も役者を続けていきます。リバー・フェニックスさんが亡くなったのはショックでしたが。
ジェリー・オコネルさん、小太りの少年ですが今はトレーニングのおかげでとてもスリムというか逞しい感じになっています。他の2人も順調にキャリアを重ねているので尚更リバーの死は今でも残念に思っています。
1950年代のアメリカって何かとても光輝いていた印象なのですが、こどもは大変なのはいつの時代も変わりは無いんですね。しかしこどもだけで何も言わずに何処かに泊まりで出かけたらちょっと大変なことになりそうですね。
でもこんなことできたら楽しいだろうな、とか思ってこの映画を観ていた記憶です。ですが自分のこどもたちには特に勧めていません。その時代時代でお勧めの青春映画はあるはずなので多分何か見つけていると思うからです。