群馬県と長野県を営業担当していた頃アポとアポの間が空いてしまい、高速道路を使わずに軽井沢から嬬恋に抜けて沼田に向かおうとしていた時、鎌原観音堂という所を見つけました。「日本のポンペイ」と呼ばれているようですが、隣の嬬恋郷土資料館を覗いてみると天明の浅間山の噴火、それに伴い鎌原村が土石流に埋れてしまったこと、発掘調査で観音堂の埋もれた階段から老婆とそれを背負った娘と思われる人物の遺体が発掘されたこと、まさにポンペイ。皆さんも何かのついでで全然良いので一度訪れてみて下さい。自然の圧倒的な力と人間の優しさに頬を涙が…。そんな人は周りにいないので相当恥ずかしかったですが。
お借りしたディスクは結構キズになっていました。古代ローマはあまり興味がなくてもポンペイには惹かれるという人が結構いらっしゃるのか、それとも誰かの取り扱いが悪かったのか一集よりは盤の状態があまり良くなかったです。三集とも満遍なく借りられているとは思いますが。
本タイトルは先日取り上げたローマ帝国の第二集になりますがポンペイをメインに取り上げています。ポンペイとは何かと言えば古代ローマ時代に栄えた都市でヴェスヴィオ火山の噴火により埋れてしまった街です。その後ブドウ畑とかに変わって千数百年の時を経て発掘調査されました。気になってwikiを見て見たのですが突然見つかった訳ではなく、こまごまとは遺物が出てきており町が埋まっていることはある程度分かっていたようです。
紙は中国の発明なので、あってもかなり貴重品なので壁に釘などで文字を書いていたそうです。それだと間違えたりしたら面倒なんじゃないかしらとか思いますが、壁に文字が残っていたから研究が進んだようです。紙だったら燃えてしまっていますよね。本編でも紙は高級品だったと言ってました。又、落書きの方が正式な文書よりも深く人々の生活を映し出すということもあります。
子ども達が古代の水飲み場でじゃれている所がすごく可愛かったです。子ども同士でもやっぱり女の子にちょっかいを出すイタリア人男子。さすがですね。日本の女の子だったらムキになって怒ったりするんでしょうけど、軽く流せるのもイタリア女子のなせる技なんでしょうね。人間っていつまで経っても、と思うのと同時に古代ポンペイでも同じようなことをやってたんだろうなあと思ってしまいました。