甲府と言えばもうイコール武田信玄、全国的にも有名で他に誰か居ないのかと思いますがなかなか居ないんですよね、これが。でも今の甲府市の街並みの基礎は江戸時代、徳川家直轄になってからの物なんです。
地元のヒーローとかそういう話になるとやはり徳川直轄地ではあまり盛り上がりませんよね。それで担ぎ出されるのが信玄公。武田一族も解体されてましたから、信玄信仰が出来ても徳川としてはあまり気にして居なかったんでしょうね。武田の旧臣も徳川で結構雇ってます。
こちらの本殿の奉納の幕にも武田菱があしらわれています。こちらの神社と武田家の繋がりはわかりません。伝説はかなり昔に遡りますが確かな資料で出てくるのは江戸時代からですから。もしかしたら武田氏滅亡の折資料は一緒に燃えてしまったかもしれませんが。
本殿も趣があるのですが写真は何となくこの随神門にしました。大変立派です。こちらの神社、家と家の間に挟まれて建っていますがこの門は本当立派で一目で気に入ってしまいました。狛犬の所の駐車場案内は…、まあこういうのも大事なんですけどね。
この門、文化財のはずなんですが裏に回ると掲示板みたいになっていました。それは残念だったので写真は撮りませんでした。サッカーの神様らしいです。能舞台の脇に子供用のゴールポストがありました。まあ地元によくある神社ですね。何か納得。
じゃらんや観光案内やら見ると、非常に由緒ある神社と書かれているので厳かな感じを想像して訪れました。門と本殿は立派ですが厳かというより地元密着の庶民の神社でした。こういう所でお団子でも食べながら空を見上げる、本当はそういうのが好きです。