東京大仏をご存知でしょうか。青銅の鋳造大仏としては日本で四番目に大きい大仏となります。あれ?三番目しゃなかったっけ?と思ったのですが、東京の日の出町に鹿野大仏というのが2018年に出来てランクダウンしたようでして。
大きさの順位はともかくとして東京23区内にあるのにあまり話題になりません。もう少し都心に近ければ又違ったのかもしれませんが。東武東上線沿線の人間でも知らない人もいたりします。
今回はそんな大仏さんを見に行きました。成増駅からが最寄りになりますが、赤塚駅から歩いて行くと山門下に行けますし、松月院という別の立派なお寺さんも立ち寄ることができます。今回は成増駅から行きました。
成増駅からのルートですと山門ではなく脇から入ります。東京大仏がすぐに見える感じになります。山門から入ると結構な坂を登る感じになりますので、正直今回のルートで楽をさせて頂きました。と言ってもこの辺りは坂がとても多いです。

あんまり大きさを感じない写真になつてしまいましたが、像だけで約8m、台座等含めると12mを超えてきます。奈良や鎌倉の大仏と比べてしまうと小さい感じがしますが、近くで見るとやはり迫力があります。
徳川家とゆかりのあるお寺ということでそこら中に葵の御紋が掲げられています。もっともこちらのお寺、元々別の場所にあって昭和48年に今の土地に移って来ました。なのでその前から葵の御紋だらけだったかとうかはわかりません。調べれば判るのかしら。
本殿も立派な建物です。その脇には弁天池と弁天堂があります。その他にも沢山石像があったりします。恵比寿様や大黒天などがありますが、大名の藤堂家から寄贈されたものらしいです。その石像とは別に七福神の像があったりします。
その他に天保の大飢饉の供養塔があります。長雨と冷害による不作が原因のようですが、今のように化学肥料も有りませんので気候が農業生産にダイレクトに影響を与えていました。そう考えると今は本当に幸せな時代なんだなあと実感します。