ツレがうつになりまして。 図書館DVD

私の周りでも多い鬱。このタイトルも何となく気になってはいたのですが、なかなか手を出せずにいました。堺雅人さんも宮﨑あおいさんも好きな俳優さんなのに、大げさな感じだったらとか思うと手が伸びませんでした。

でもやはり少し情報が古くなっている部分もあるような気がしました。「頑張れ」って鬱病の人に言ってはいけないって、結構常識だと思うのですがそう言ってくる人が出てきます。さすがに今どきいるのかな?とか思って観ていました。でもそれが駄目だと知っているのはこの映画のおかげもあるのかな?

映画は淡々とストーリーが進んで行きますがその中に深刻な部分がところどころ出てきます。現実はそんな感じなんでしょうね。でも古民家に住んでいる感じとか、イグアナや亀といった爬虫類に救われている気がします。

ご主人の鬱病が主題ではあるのですが、主人公である奥様の成長物語ともなっています。漫画稼業も上手く行ってなかった彼女が、生活の為でもありますが人生を一生懸命生きようとする姿がとても良いです。

宮﨑あおいさんってやっぱり素敵な俳優さんだなあと、今回つくづく思いました。童顔で可愛いらしい方ですけど、強い演技もしっかり伝わる。あ、「篤姫」でそれは何度も観ていました。でもやっぱり素敵です。

夫の失業保険も終わり必死に仕事を取ろうとする姿。とても美しかったです。それと編集者からの「作家は自分の書きたいものを書かないと」という言葉から本当の漫画家になって行く感じがとても良かったです。

堺雅人さんの鬱病の夫というのは篤姫の徳川家定を思い出してしまいました。まああっちは頭がおかしい殿様を「演じていた」設定でしたが。でも何か通ずるものを感じてしまいました。それも堺さんの演技力なのかしら。

ワタクシはこのブログを書きたくて書いている訳ですが、本当に書きたいものを書いているかなあと考えてしまいました。勿論書かされている訳ではありませんが、惰性で書いていないか、自分に問いかけてしまいました。何かエールを貰ったような気がします。

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