ここにはずっと行きたいと思っていました。ミュージアムが建つ前から跡地だけでも見たいと思っていました。藤子不二雄さんと石森章太郎さんが大好きでした。どちらも後に名前が変わりますけど、敢えてこの名前で書いています。
手塚治虫さんが住み始めてその後多くの漫画家さんが住んでいたアパート。台所とトイレは共同ですし今の基準では全く住みたくないアパートでしょうけど、若い漫画家の諸氏は切磋琢磨する絶好の場所だったんでしょう。
因みに元々のトキワ荘があった場所は関係のない会社さんになっています。トキワ荘があったモニュメントはあります。そこも立ち寄ってからこちらのミュージアムに来ました。ほんの2、3分くらいの距離です。
ミュージアムは南長崎花咲公園、通称トキワ荘公園の中にあります。公園の名前の通り、春は桜をはじめ沢山の花々が咲き乱れます。トキワ荘関連のモニュメントもあり、そこだけでも楽しめる感じです。
石森章太郎先生が住んでいた部屋の再現です。もう石ノ森になっていますね。トキワ荘に住んでいた時は石森だったので石森で良い気がしますけど。因みに本名は小野寺章太郎です。
しかし錚々たる漫画家の名前が並びますが、入居する際に面談とかしていたそうで、無名でもそれなりの技量の漫画家が入居していたようです。なので誰か病気で倒れても別の人に頼むとかも編集者としては便利だったそうです。
話が前後しますが昔の建物を再現している為階段が急です。受付してすぐ2階に上がりますので結構大変です。でも昔はこうだったよなと懐かしい感じもあります。降りる時はエレベーターがあります。多分階段がキツい方は言えば行きも使えると思います。
漫画に興味が無いとあまり面白くないと思いますが、昭和のアパートの記憶を覗くのも悪くないと思います。でももうご存命の方がほとんどいないというのも現実としてあります。昭和がどんどん遠くなります。