私が福岡に来た頃は竹下駅前ってあんまり人がいない感じでした。それなのに駅前の通りの名前が「竹下通り」。あ、東京のネタですね、スミマセン。原宿のスカウトがいっぱいいる通りと同じ名前です。
竹下駅の東口側はその後ららぽーとが開業して週末は結構人通りが多いです。でも皆さん歩く方向は同じですね。その流れとは別に空港方面に歩いて行くと小高い丘のような物が左側に見えます。
何となく気になってはいたのですが何となく通り過ぎていました。見るとどうやら古墳だったようです。楠が鬱蒼と繁り関東だと楠の林ってあまりありません。ちょっと寄って見ることにしました。
と言っても出土物はここには展示されていません。福岡市の博物館とか埋蔵文化センターとかにあると思います。板付遺跡なんかはちゃんと展示室がありましたがこちらは丘の頂上に神社があります。
神社迄の階段が結構急ですが上がってみる価値はありますよ。特に社殿に沢山の絵が飾られています。八幡神社だから源氏の絵なのかと思ったのですが天岩戸の絵があったりあまり関係ないみたいです。武田信玄も居ましたが九州でも人気あるんでしょうか?
熊谷直実の「敦盛」の絵もありました。「鎌倉殿の13人」では省かれていましたが幸若舞の有名な話です。幸若舞は現在福岡県みやま市でのみ民間伝承されています。この絵は何か見つめてしまいました。
それとこちらの神社ですが縁起にも創建年とか記述がありません。縁起には八幡神そのものの起源は書かれていますが。まあ丘に登って周囲を見るとこの神様がこの町を護っているんだなあと何となく思ってしまいました。