真行寺と聞くと何となく真行寺君枝さんを思い出します。資生堂のCMに出ていたりドラマも色々出ていらっしゃいました。綺麗な女性でしたね。今もご活躍されています。スミマセン昭和人なもので。
こちらは川越の観光コースからは完全に外れます。でも川越夜戦の跡地や新河岸川の桜も近いのでちょっと足を延ばせば見つかると思います。一番街の先新河岸川に掛かる東明寺橋のすぐそばです。
このお寺の紋は武田菱になっています。元々こちら武田信玄の妹の真行尼が建てたお寺ということです。更に武田氏滅亡の折りに武田勝頼の息子が跡を継いでそこから今日に至っているようです。
武田家滅亡後関東に逃れて来た人は結構いるのですが、滅亡前に来ていたというのはどういうことなんでしょう。下手をすると人質になる危険もあったでしょうし。織田信忠の許嫁だった松姫や八王子同心は武田家滅亡時に関東に逃れています。
私がこちらに来たのは岩崎勝平のお墓があると聞いたからです。岩崎勝平というのは明治期の画家で川越の出身の方です。川越市立美術館に行くと何枚か作品があります。私も一部言及したことがあります。
こちらのお墓に辿り着く前に岩崎家というお墓が幾つかありました。この辺りでは名家だったのでは?と思います。画家とか芸術家の場合魂は無くなっても作品は残ります。何処かで作品を見たら思い出して下さい。
他にも新撰組の元隊士の方のお墓や明治期の川越の実業家の方のお墓があったりするそうです。ただ特に誰々のお墓とか表示はありませんし、観光寺院でもないのであまりお墓をうろつくのは良く無さそうですが。
勿論歴代住職のお墓もありますので、武田家ゆかりの真行尼や二代目の善西大師がそこに眠っていらっしゃいます。甲斐国から大変ご苦労をなさったと思います。縁者ではありませんけど合掌して退出しました。
お寺の隣にルンビニ幼稚園という施設があります。横文字なのでてっきりキリスト教だと勘違いしていました。こちらのお寺の関係だそうです。ルンビニというのはお釈迦様の生誕地、ああ無知というのは本当嫌ですね。