GOING WEST 西へ… 図書館DVD

やはり映画を観るのが好きなんだなあとしみじみ思っています。前に「カミーユ・クローデル」を観た時に改めて思いました。本当は借りて家で観られたら良いんですけどね。まあ空調は効いていますけど。

高宮の図書館は映画があまりありません。なので頑張れば全部観終わってしまいそうです。頑張る類のものでは無いので頑張りませんけど。今回は初めて観る日本映画です。知りませんでしたが1997年の作品です。

淡島千景さんが主演のロードムービーですが、この時もう淡島さん70歳代ですが、背筋も伸びていてカッコいいです。煙草を吸う仕草とか本当色気があります。今は煙草のシーンは難しいみたいですね。

派手なアクションはほとんどないのですが、ミニクーパーが転落炎上したり、ピストルを撃ったりする場面はあります。それでも誰も警察のご厄介になっている雰囲気が無いのも昔の映画ですね。「セーラー服と機関銃」もそうでしたが。

1997年なので出演している大沢樹生さんはジャニーズ事務所を離れ、喜多嶋舞さんと結婚された直後くらいですね。未だ20歳代で若いしカッコいいです。恋人役の藤谷美紀さんも20歳代の前半、アイドルは卒業してたと思います。とっても可愛らしいお姿です。

色々あってこの3人で東京から愛媛の松山迄行く設定ですが、やはり淡島さんの存在感が素晴らしく若い役者を圧倒しています。前田吟さんはいつもの身内の心配ばかりするキャラでした。寅さん映画からこの人はずっとですね。

松山で初恋の人と会うのですが、会いに行くのに美容院でセットして和装に着飾った淡島さんは本当美しく、独壇場でした。相手役の山村聰さんは遺作になっていますが、同窓会では女性が元気というのもわかる痴呆役で、これはこれで良い演技です。

淡島さん、山村さん、森繁久彌さん、清川虹子さん、ここで出て来られた方々は皆さん鬼籍に入っています。藤谷美紀さんが今年で50歳と聞いてそりゃそうですよねと思いました。いや、藤谷さんがそんなになっているのがとてもビックリ。私も齢を取る訳ですね。

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