恋人よ帰れ!わが胸に 図書館DVD

海外映画を日本に持って来る時にタイトルをどうするかという問題が発生します。英語だとわかりづらいのでわかりやすい題を考えたりします。私が一番最初に紹介しました「恋人たちの予感」であれば原題そのまま直訳すると、「ハリーがサリーに会った時」となります。個人的には悪くないと思うのですが映画会社としてはより売れそうな題名にしたいんでしょうね。80年代は「愛〜」というタイトルの映画が多いこと。

本タイトルですが原題は「フォーチュンクッキー」です。AKBではありません。当時は当然あの歌はある訳ないのでフォーチュンクッキーというタイトルでは分かりにくいと感じたのでしょう。でも「恋人よ帰れ!わが胸に」はないかなぁ。元妻に帰って欲しいという下りはありますが主題はそこには無いので。

このジャケットですが、バーコード貼る所が無かったんでしょうね。タイトルが読めません。ジャック・レモンにウォルター・マッソー、それにこの映画ぐらいでしか観たことありませんがジュディ・ウエスト。彼女は俳優のマイケル・ウェストンの母親とのこと。

本タイトルはビリー・ワイルダー作ということで、ストーリーが大変しっかりした作品です。又、何と言ってもレモンとマッソーの掛け合い。本作が初共演だったと思いますが素晴らしいの一言です。2人とも若いですね。

1960年代の作品ですが未だ黒人差別があったり、最後の場面でレモンがウエストのお尻を蹴ったりと、今の感覚で観るとなかなか受け入れられない場面も確かにあります。でもそれを差し置いても良いものは色褪せない、本当にそう思いました。

コートールド美術館展 東京都美術館

秋ももうそろそろ終わりですが芸術の秋、というんでしょうか毎年秋になると大型の美術展が目白押しになります。先にご紹介しましたゴッホ展もそうですがハプスブルク展もやってますね。観る方としてはお金がいくらあっても足りない、いくらも持って無いんですけど。今回は東京都美術館で開催されているコートールド美術館展に行って参りました。

日によっても時間によっても違うのでしょうがゴッホ展よりはお客さん少なめでした。その分じっくり観ることができました。又期間内にご紹介できるのも何よりのことです。だいたい画家の単独展の方が人気があるようですが、外国の美術館の収蔵品を纏めて観られるこういう美術展もなかなか良いものです。今回ジョルジュ・スーラの作品も5点ほどありましたが、スーラだけで単独展をしようとしても100点前後かき集めるとしたら相当大変です。ましてヨハネス・フェルメールなら…。

コートールド美術館は印象派の収蔵品が非常に多く、今回の展示もほとんどが印象派の画家の作品です。ほとんどと書いたのは例えばエドゥアール・マネ。本人が印象派ではないと言っていますし、作風を寄せて描いた物はあるもののやっぱりモネ、ルノワールとは違いますよね。「フォリー・ベルジェールのバー」今回展示の目玉となっています。因みにこの絵の解説ビデオの中で、病魔に侵されながらもこのバーに通ったという話が出ていましたが、医者に止められても呑兵衛は言うこと聞かないというのはどこも一緒と思ってしまいました。

もう一つの目玉はルノワールの「桟敷席」ルノワールらしい柔らかい絵ですが、女性の白い肌は美しく、ドレスの微妙な色使いが本当に美しく暫く釘付けになってしまいました。ルノワール作品は他にも展示があります。

マネの「草上の昼食」はオルセーでしょうと思われるかもしれませんがここにもありました。こちらの物を先に描いて更に大きいオルセーの物を描いたようです。いきなり大きいので失敗するのは怖いですものね。ルノワールの「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」も大小2つの絵があるのは下絵と本絵があるからです。

コートールド美術館の収蔵品にセザンヌの絵が多く今回いっぱい見ることが出来て大変嬉しいのですが、日本人って印象派ではモネ、ルノワール、ゴッホが特に好きですよね。それを否定するつもりはないのですが、他の作家の作品も見ると本当に素晴らしい物ばかりですし、幸せな気分になれるのになあと思う展示会でした。12月15日迄開催予定ですので興味のある方はお早めに。

NHKスペシャル ローマ帝国 第一集 図書館DVD

今まで図書館にあるDVDを色々ご紹介しておりますが、その中で教養物関係はちょっと面白いラインナップがあります。もっとも面白がっているのはかなり珍しい人でしょうけど。これは川越市に限りません。だいたいのタイトルは1時間くらいで観終わりますので営業の合間にとっても…、駄目ですよ。昔は良かったなぁと独り言を言ってみました。

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生まれる前の事件 人違いバラバラ殺人と小松川高校殺人と

霞ヶ関駅で検索を掛けるとほぼ東京の霞ヶ関駅が出てきます。なので「川越 霞ヶ関駅」とこの前検索をしたのですが「犯罪」と予測変換が出ました。一応覗いて見たら霞ヶ関駅近辺の最近の犯罪状況とかが出ていました。そこでやめておけば良かったのかもしれませんが表題の人違いバラバラ殺人事件が出て来ました。

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チャーリー・チャップリン メモリアルコレクション① 図書館DVD

このDVDのシリーズは「喜劇王」チャップリンの初期の作品がDVDで一挙に見られる、という感じですかね。「」を付けたのは最近使わないなと思ったからです。チャップリン自体はもう歴史の人、元ボクシング協会のアノ人のことじゃありませんよ、になってしまっているので、若い方は名前は知っていても作品を見たという人は少ないかもしれません。今はテレビでもやらないので。

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珈香里

絵画好きで喫茶店好きですが、ギャラリー併設型喫茶店というのに全くご縁がありませんでした。バブルの頃かバブルが終わった後もですかね、ギャラリーで絵を高く売る「エウリアン」ってちょっと問題になっていたことありましたよね。

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小江戸川越七福神めぐり予習その6 蓮馨寺〜見立寺

七福神めぐりについてずっと書いていますが、水琴窟のことも何故か毎回書くことになってしまいました。そういえばそれなら水琴窟の説明をするべきだったなと思い少し反省。水琴窟の説明をしてみたいと思います。これは一体何の記事でしたっけ?

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