水俣病資料館&情報センター 熊本県水俣市

遂にここに来ましたというか来てしまいました。公害病としては最大の死者を出した事件、事件と書きましたが病気とは書きたくありません。事件が駄目なら事故ですかね。病気で済ませてはいけない問題だと思います。

水俣市内を巡って行くと痛感するのですが原因企業の施設が多く建ち、居なくなったら町が成り立たないだろうことは想像に難くありません。実際水俣駅前すぐの所に工場の正門があります。

そんなお土地柄ですからお勤めの方も沢山住んでいらっしゃるのだと思います。だから解決が遅れて原因追及が弱く被害を甚大にしたのだと思います。ある意味戦後日本の闇の部分です。

こちら、資料館は水俣病の歴史、情報センターは病気が発生するメカニズムを展示しています。結構な量の展示がありますが入館無料です。ここで儲けたら叩かれるというのもあると思いますが、有料にして被害者に全額寄付もありかな、とか思ったりもします。

外観を撮りました。撮影OKなのですがSNSには載せるなとありました。情報が歪曲して伝わるとか、未だご存命の被害者の方もいらっしゃるので肖像権の問題か、はたまた原因企業への配慮なんでしょうか?

というのも気になったのが、原因企業で製造していた物がなかったら皆さんの生活も成り立っていない、というような表現があったからです。書き写していないので正確な表現ではありませんが。この施設でその話をしますか?と思ってしまいました。

とはいえとても勉強になる内容ではありました。1号患者の5歳と2歳の姉妹が取り上げられていましたが、妹の方は未だ被害に苦しみながらもご存命です。そう考えると未だ終わっていない問題なんです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です