個人経営の喫茶店っていろいろこだわっているところと、何となくやっている感ありありなところと、個人的趣味の置き物が並んでいるところなど、まあ本当に千差万別ですが馴染みのお客さんとずっと話をしていて、あんまり構ってもらえないなんてことがよくあります。
まあ私はどちらかと言うと放って置いて欲しい方なのでそれはそれで構わないのですが、大声で延々と話をされていると落ち着かなくなって直ぐに出てしまうこともあります。まあそれも程度問題なんですけどね。
私の実家は自営業だったのですが幼い頃納品を手伝わされたりしていました。まあ会っても素っ気無い感じのお客さんが多かったですし、それが普通なのですがその中の一軒両親の仲人をして頂いた社長の会社に行くと、社長の馴染みの喫茶店に良く連れて行って貰いました。社長にとって私は孫感覚だったんでしょうね今考えると。私はジュースとかご馳走してもらっていたのですが、社長はマイカップがあってコーヒーを頼んでいました。父が「あれはマイセンっていって…」と言っていました。本当にそうだったかはもうわかりませんが、店には色々なカップが飾られていて常連さんはそれぞれの物で出てきたんだそうです。
今回お邪魔致しましたこちらのお店ですが「紅茶」が売りのようなのでちょっと惹かれて入ってみました。隣に紅茶の茶葉を扱っているお店があるのですが関係は無いみたいです。店に入ったら店主にびっくりした顔をされました。夜に常連でもない客はなかなか来ないですよね。でも冷たくされたとかではないのでそのまま座ってメニューを確認。紅茶が売りと思ったのですが、メニューは珈琲から始まっていました。こもコーヒーが良かったのかなぁと思いましたが…。
でも紅茶が飲みたかったのでここは初志貫徹して紅茶で行きました。で、ロイヤルミルクティーを頼みました。甘いものも欲しかったのですが封印。少し痩せないといけない事情がありまして…。でもすぐに挫けるんですけどね。
注文してから結構時間が掛かって出てきたのですが生クリームを泡立てていたんですね。何かガチャガチャ音がしているなあと思っていました。これがまた絶品で幸せな時間を過ごせました。これでスイーツを頼んでいたら結構なカロリーが…。
ティーカップはウエッジウッドの物でした。お店のカウンター内にはいろんなカップが飾られていました。それで幼い頃の記憶が蘇ってきました。甘い紅茶もたまにはいいものです。また伺える日を楽しみに次来た時はどんな器で出るのかしら?