鈴木聞多さんを知っていますか?

先日、川越氷川神社の「鎮守の森」を歩いていたら「鈴木聞多命顕彰碑」というものを見つけました。最初訳がわからず頭の中が「?」となったのですが、川島町の人だったなと思い出し、改めて川越高校出身と知りました。

鈴木聞多さんは1936年のベルリンオリンピックに出場した短距離走の日本代表選手です。次の東京オリンピックは中止になったので出場は叶いませんでしたが、軍隊に志願して中国で戦死されました。未だ短距離走が黒人選手で上位を独占する時代ではありませんでしたので、東京でメダルのチャンスは充分にありました。

知ったようなことを書いている私も昨年、NHKの番組で鈴木さんのことを知りました。番組放送の半年前にこの顕彰碑の除幕式があったそうですので、もしかして顕彰碑の話が無かったらNHKの番組でも取り上げられていなかったかも知れません。番組では顕彰碑の話は無かったと思いますけど。

新型コロナ流行以前、氷川神社はいつも人はだらけで、正直ここ数年は避けていました。今回何となく立ち寄り、やはり以前ほどでは無いけど混んでいるなあと思いつつ、鎮守の森に入って顕彰碑を見つけました。経歴から見てオリンピック返上前に入隊されていますので、ご自分から見切りを付けた感じなんでしょうね。

元オリンピアンの兵士ということで、その死も戦意高揚に使われてしまった部分もあるようです。でも東京でメダリストになっていたら、又違った人生だったと思います。何ともやりきれない思いになります。

今年、2度目の東京オリンピックは延期となりました。来年、もしも開催されなかったら、頑張っているアスリートの皆さんは本当辛いだろうと思います。でも正直先が見えません。本当に何とかならないものかと思います。

鈴木さんは亡くなって「命(みこと)」になったということになりますが、当然望んでいた訳ではないでしょう。でもこうして顕彰碑ができたことで、語り継いで行くベースが出来たんですね。私も忘れないようにしたいと思います。

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