図書館や美術館もようやく再開の目処が立って来たようです。それまでは自腹で頑張ります。とはいえ自腹物は売らないで持ち続けているものばかりですから私としては思い入れも強いものばかりになります。
このタイトルですが図書館にもありました。確認はしていて紹介したいなと思っていたのですが、他のものにばかり目が行って紹介出来ずじまいになっていました。必ず現物を観てから紹介していますので。
正直な話物語としては大した話ではないんです。小学校高学年くらいの設定なのかな、男の子と女の子が恋に落ちたものの大人の理解を得られず駆け落ちを計画して…。そんな感じです。日本と一部のラテンアメリカで売れて英米では売れなかった。でもストーリーを考えたら英米の方が正常かもです。
この映画の魅力は3人の子役とビージーズの音楽にあります。というかビージーズとCSNYの「ティーチ・ユア・チルドレン」の紹介、音楽映画です。なので音楽が掛かると物語も止まりイメージ映像と化します。なのにビージーズもCSNYもこの映画の為の書き下ろしはしていません。予算も無かったのかな?
マーク・レスターとジャック・ワイルドの遊び回る所とか、マークとトレイシー・ハイドのデートの所とか本当に美しいです。あと今回見直して思いましたがトレイシーと金魚の所はほぼ彼女のイメージ・ビデオですね。曲も「メロディ・フェアー」でやっぱり可愛い娘だなあと改めて思いました。何と月並みな感想…。
この映画の子どもの扱いが好きです。子どもは天使ではないしいじめもあるしエッチなことは大好きだし。ダニエルとメロディのデート後にそれぞれのクラスメイトがからかう所とか本当子どもって残酷ですよね。でも、親にダニエルへの想いを切々と語るメロデイちゃんを観て親になった自分は複雑…。
トムがダニエルを失いたくないあまりメロディを追い払おうとする所が好きというか、良いシーンだなあと思います。一人取り残されるトム、通過儀礼だなあと思いますが頑張れジャック!と。ジャック・ワイルド好きとしても複雑な思いです。彼ももう故人ですが。
子役から成功するのはなかなか難しいですがこの3人もやはりスターダムには上がれませんでした。それ故に思い出は美しいままに残されています。たまに「あの人は今」的な企画でマークは出てきますが、もうそっとしてあげて欲しいなとも思います。
しかし、イギリスの学校制服のスカートってあんなに短いんですか?って気になるくらい短いです。ツィギーの頃とはいえパンツ見えるとかあんまり気にならないんですかね。白人男はパンツにはあまり興味ないと聞いたことはありますが。日本男が変態なだけ?