以前山口県出身の知人に「埼玉なんて観光する所ないでしょ」と言われたことがあります。まああちらはお国自慢は沢山あるのでしょうから反論はしませんでしたが、反論するとしたら何処を言えば良いのか考えたことがあります。
埼玉の観光地と言えばまず秩父地域ですね。長瀞も含めてですがそこがまず大きい所です。次が川越、本ブログの一大テーマの部分になります。そして大宮の鉄道博物館ですね。私は勝手に埼玉三大名所と言っています。
他にも埼玉西武ライオンズ、浦和レッズ、大宮アルディージャ等のプロスポーツ団体がありそれぞれ集客していますね。それと初詣で大宮の氷川神社、「らきすた」で鷲森神社、まあそんな所ですかね。
私の住んでいる高階地域に隣接しているふじみ野市は観光要素はほぼありません。農家や工場の地場産業はあるもののやはり東京のベッドタウンという機能が一番大きいです。川越もベッドタウンですけど。
でも今回ご紹介します福岡河岸記念館は行ってみると本当に興味深い所です。古い物好きには本当堪らない所です。ただ最寄駅の上福岡から歩いて30分弱というのは集客するにはちょっと痛いですけど。
一言で言っちゃうと昔の回漕問屋の建物を公開している所です。新河岸川の舟運で潤っていたんですね。往時はかなりの丁稚がいたのだろうと思われます。馬鹿でかい釜戸があります。普通の古民家ではまず見られない大きさです。
この日は開放日でなかったので1階のみの見学だったのですが3階からの眺めはとても良いです。桜の季節には新河岸川の土手の桜を下に見る感じになりとっても綺麗です。ですが私は高い所が苦手なので以前伺った時も直ぐに降りて来てしまいました。まあ今年は残念なことになりましたが。
私この日はここに40分くらいいたのですが受付の方以外誰にも会いませんでした。川越の市街地にあったらもっと集客が見込めるのになあ、とか他人の市の財産に横槍を入れてはいけませんね。すみません。
福岡河岸から養老橋を隔てて古市場河岸というのが今の川越市古市場にありました。橋本さんというお宅がやはり回漕問屋だったそうです。でもこちらは既に立替られておりこういう形ものはありません。あったとしても川越市で協力してくれるかなあ?古市場は川越では端の方なので。