今まで図書館にあるDVDを色々ご紹介しておりますが、その中で教養物関係はちょっと面白いラインナップがあります。もっとも面白がっているのはかなり珍しい人でしょうけど。これは川越市に限りません。だいたいのタイトルは1時間くらいで観終わりますので営業の合間にとっても…、駄目ですよ。昔は良かったなぁと独り言を言ってみました。
いずれ紹介したいと思っているのですがクラシック音楽のCDの収蔵がどこも多いので、視聴覚コーナーが空いていたら聴きながらリラックスなんてのもオススメできる使い方です。ただ私がクラシック音楽の素養が乏しいものですから、解説は難しいかなと思っています。
本タイトルは今も続いている番組ですがNHKスペシャルという番組の特集番組です。2005年放送ということは塩野七生先生の「ローマ人の歴史」の執筆がそろそろ終わりに近づき、初期の作品の文庫化が始まってローマ人ブームが再度来ていた頃の制作ですね。こういう便乗はありだと思います。文章だけ追っていてもなかなか頭の中で立体化しませんので。
ティムガッド、ローマ、カルタゴ、本当にローマの歴史に欠かせない町々、と言ってもポンペイは埋もれてしまっていましたし、ティムガッドは立派な街並みがあったと言ってもやはり辺境の街です。でもそこにもローマの作ったインフラ設備がしっかり取り入れられていた。辺境だったので破壊されず残った。なので研究にはもってこいなんでしょうね。
歴史って知識なので覚えれば良いと思っていらっしゃる方も多いのではと思うのですが、近年歴史研究は格段に進歩しています。過去の文献だけでなく発掘調査にかなり科学の力が入って来ているからだと思います。だから昔の知識で子どもの教科書を読むと、自分が習ったこととは違うことが書いてあったりします。
DVD自体は当然あまり借りられていないのでしょう盤面の状態も良いです。というか借りて見て下さいね。ちなみにこのシリーズ、第三集までありますので又取り上げる予定です。