この図書館の円盤紹介記事ではDVDの方は比較的新しい物も紹介していますが、CDの方はほとんどが昭和、平成に入っていても2000年代に入ることはほとんどありません。図書館の性質上、新譜を追う仕組みにはなっていないのでそもそも物が少ないのが現状です。
そこに急に流行もの、本当に流行っているかはともかくビルボードのヒット・チャートでは現状一番上位に来る日本人グループであることは間違いありません。どうして国内ではあんまり話題にならないのか不思議です。そのグループのデビューアルバムがこちらになります。
日本人がアメリカで売れるとしたらどんなのだろうと音楽好きなら一度は考えたことがあると思います。ピンク・レディーや松田聖子、X、ラルク・アン・シエルなど、錚々たる人たちが出て行ってもなかなか満足できる人気は得られなかったと思います。
ところが何とデビュー当時中学生と小学生の彼女達が何故か注目され、あれよあれよで全米TOP40にアルバムを送り込むという、坂本九さん以来ですよ。もう、何が何だかです。私の子どもたちとほぼ同年齢ということもありただただ圧倒されています。
正直な話をすると以前タワーレコードの店先で彼女たちのPVを見たことがあります。今考えるとデビュー間もない頃だったんでしょうね。正直、小さい女の子で大人が遊んでいるとしか思えませんでした。それからしばらくそんなことも忘れていたら今の状況です。
中身に入って行きますが、まず図書館蔵書では比較的新しい人たちなのに盤面が思ったより酷くありません。あんまり借りられていないのかな。アイドルもヘヴィ・メタルもメジャーなジャンルじゃないですしね。
そして声が幼い。特に合いの手を入れる2人の声が本当に子どもの声です。メイン・ボーカルのsu-metalちゃんの声もまだまだ細いです。でもこれに外国人が飛びついたというのは一体何だったんでしょうね。
多分オリジナリティということになるんだと思います。日本語で歌っているのも、かわいいアジアの女の子たちがヘヴィ・メタルを演っているのも、メタルでダンスをしているのも今まで無かったことですから。
この時はyuimetalちゃんとmoametalちゃんと合わせて3人組だったのですが、今はyuimetalちゃんが脱退して2人組になっています。残念ですけど自分の子どもたちのこと考えたらまだまだ他にやりたいこともあるでしょう。いろんなことに挑戦出来る年齢ですし辞めた子も残った子も夢に向かって頑張って欲しいです。
YouTubeなんかを見ていると観客の白人のゴッツいおじさん達が日本語で「イマナンジ〜」と叫んでいたりします。凄い世界です。こんなことがしかも10代のうら若き乙女たちがやっているというのはホント凄いです。
それとsu-metalちゃんの声が大きいみたいですね。メタルは声が小さいと駄目なので合っていたんでしょうね。スカウト時は恐らく小学生の頃でしょうからいったい何を見てその素質を見抜いたんでしょうね。そっちも興味を引きます。