フジタからはじまる猫の絵画史 府中市美術館

府中市美術館が好きです。唐突に書いていますが何か私が気になる展示をやっている印象があります。それと美術館の周辺の公園の雰囲気も好きです。それと北府中駅から30分くらいのんびり歩くのも好きです。

なのですが今回武蔵野線に乗ったのですが「むさしの号」というもので新小平から国立に行ってしまいました。立川で横浜線に乗り換えたのですが北府中を目指すのも面倒になり分倍河原で京王線に乗り換えて美術館最寄りの東府中駅から伺いました。

東府中駅は特急以外は全ての電車が止まります。そんなに大きい駅でもないのに何でと思ったら競馬場線の乗り換えなんですね。競馬場のまわりも市街地になっていますので普段でも利用客がいらっしゃいます。

今回はズバリ「猫」がテーマの展覧会です。福岡県の相島の猫に魅せられてしまったワタクシ、何の予備知識もなく行ってしまいました。藤田嗣治、レオナール・フジタ、の絵画がメインとなっています。

なのにこの絵にやられてしまいました。スタンランさんの「ヴァンジャンヌの牛乳」という作品です。これがすごく可愛くて好きになってしまいました。女の子は画家の娘のコレットちゃん。猫も牛乳を飲みたがっていますね。猫も女の子もカワイイ。

最初の展示の5枚分がフランス人画家のものでした。いきなりマネのオランピアの銅版画でちょっとびっくりしましたが、言われてみれば端っこに黒猫がいましたね。掴みはそんな感じでした。

フジタと言えば裸婦像と思っていたのですが猫の絵が出るわ出るわ。「ディナー・パーティー」のような派手な絵もありますが、「猫を抱く少女」も素敵でした。猫が好きなのがとても伝わってきます。

猪熊弦一郎さんはスミマセン、存じ上げませんでした。こちらも猫好きが伝わってきますね。と言うか今回の展示は猫好きな画家が集まって描いたんじゃないかと錯覚するほど猫愛に満ちていました。何かシアワセ〜。

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