父の初めてのお彼岸と父の曼珠沙華と。

ちょっと前になりますがお彼岸に父のお墓に行きました。父のと言っても父だけでなく祖母と祖父、母のお腹の中で亡くなった兄も入っています。因みに祖父は戦争で亡くなっているので私は会っていません。

このお墓がウチの実家からはとても不便で、北総鉄道の小室駅という所が最寄りになります。その駅の辺りだけ船橋市というところでして、タクシーがとにかく来ません。なのでさらに東に行った千葉ニュータウン中央駅まで行きます。

ニュータウン駅からバスもありますが2時間に1本くらいのダイヤで、タイミングが合わないと駄目なのでタクシーになります。お墓の帰りのタクシーは小室駅に行きますが、昔はこの駅からタクシー結構あったんですけどね。

そういえば父が亡くなる前に母とお墓の掃除に行きました。父が新型コロナ・ウイルスに院内感染してお見舞いに行けなかった時です。父の介護でお墓もほったらかしだったので、母がとても気にしていたからでした。4月でした。

突然何でこんな話をしているかと言うと、父が近所の高校の脇に勝手に植えた曼珠沙華がとても綺麗に咲いていたからです。違法かどうかは分かりませんが、場所をあんまり特定したくないので写真は避けます。

父は農家の生まれだからか植物をとても上手に育てていました。でも母は苦手で家の鉢植えも父が痴呆になってから随分枯らしてしまいました。それをとても気にしていたのですが、その曼珠沙華が毎年ちゃんと咲いているのを見るとホッとするみたいです。

父が亡くなって5ヶ月、正直少しずつ思い出す回数は少なくなって来ています。でも何かしら思い出すことがあると嬉しいものです。母も少しずつではありますが友人に会ったりして日常を取り戻しています。それはとても良いことだと思います。

ああ、でも写真撮っておけば良かったかな。ここに載せるかどうかは別にして。来年は撮ることにします。でも1本抜いて別のところで写真を撮ったとしたら、多分花泥棒になってしまいますね。父が植えた証拠もありませんしね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です