私自身の一番好きなバンドを聞かれるとその時どきで若干変わったりします。でも一貫して好きでずっと聴き続けているのがビーチ・ボーイズなんです。ブライアンがダウンして酷い出来のアルバムもいっぱいありますが、それも含めて大好きと言い切れます。
私にとってママス&パパスはビーチ・ボーイズ程の熱量はありませんが良いグループだと思っています。それらの中心メンバーの娘たちで構成されたのがこちらのウィルソン・フィリップスです。たまたまフィリップスさんの苗字がSで終わるのでグループ名として違和感が無いのは偶然です。
カーニーとウェンディのウィルソン姉妹はビーチ・ボーイズのリーダー、ブライアン・ウィルソンの娘たちです。カーニーはちょっとぽっちゃりと言いたい所ですが、140kgあった時期もあり常にダイエットとの闘いをしている印象です。ウェンディは4児の母となってもお綺麗です。グループでは一番地味なんですけど。
チャイナ・フィリップスはママス&パパスのジョン&ミシェル・フィリップス夫妻の娘です。お母さんは違いますがマッケンジー・フィリップスは姉、ビジュー・フィリップスは妹です。マッケンジーはこのブログでも取り上げた「アメリカン・グラフィティ」に出ていました。
彼女たちのデビューはとにかくすごかったです。いきなり全米NO.1シングルを3曲も生み出しアルバムも大ヒットします。今聴いても「ホールド・オン」「リリース・ミー」なんかのハーモニーはやっぱり素晴らしいし声質も合っているんでしょうね。ソプラノ(カーニー)、ソプラニーノ(チャイナ)、アルト(ウェンディ)が揃っていますし。
正直「ホテル・カリフォルニア」のカヴァーはあんまり良さがわかりませんでした。彼女たちのキャラクターと合っていない気がするのと、ハーモニーを魅せる曲でないのと両方ですかね。でも「ダニエル」のカヴァーは良いです。「ホテル〜」と「ホールド・オン」のライブは日本公演の録音です。
あとこのアルバムに3人の子どもの頃の写真なんでしょうか。裸の少女たち写真なんですけど。チャイルド・ポルノには該当しないんですかね。自分たちの物だから良いのかな?基準が分からないので何とも言えませんが。彼女たちは幼馴染なので仲良しの写真はいっぱいあると思いますけど。
彼女たちは約3年であっけなく活動中止します。まあお金は持ってますからね。個人的にはその後再結成してからのアルバム「カリフォルニア」「デディケイテッド」の2枚がとっても好きです。カバーアルバムなのですが人生を重ねた彼女たちのハーモニーも味わい深くなっています。本当優しいコーラスになっています。みんなママになったから?
子育てやら何やらで忙しいとは思いますが又美しいハーモニーを新しい録音で聴きたいと思っています。親の力で売れたとかもうそんなこと言われても関係ないでしょうしね。いつまでも待っています。こんなところで言っても仕方ないですけど。