東京人を気取るつもりは無いんですが東京はうどん屋さんよりそば屋さんが多いので、子どもの頃はうどんよりそばの方が馴染みがありました。結婚前後に埼玉に引っ越しましたが埼玉はうどん屋さんが結構多いです。
蕎麦粉の主な生産地としては北海道が抜きん出ていて次が長野になります。やはり比較的寒い所、多分昔はお米が作り難かった所なんでしょうね。今は3/4が輸入らしいですが消費量が多い所には生産地も残っているんでしょう。
福岡はそば屋さんよりうどん屋さんの方が圧倒的に多いです。地元の人に聞いても年越しそばは食べるにしても普段はだいたいうどんだと言う方が周囲には多いです。でも転勤族も多いので需要はありそうな物ですけど。
こちらのお店は太宰府駅にほど近く門前蕎麦と言っていい感じの所にあります。ちょっと東京の下町にもありそうな佇まいです。間口は狭く感じるのですが中は案外広くカウンターとテーブルが数席あります。
誇名庵十割蕎麦を注文しました。十割蕎麦がある店に入るとついつい頼んでしまいますが、本当は二八くらいが麺としては程よく弾力があって食べ易いんですけどね。でも香りは十割の方が良いとは思います。
ウエストの蕎麦の時も思ったのですが、冷たい蕎麦の場合はツユは醤油の濃いツユでこれは関東と同じですね。ちょっと甘いとかはありますけど。つけていくとドンドン薄くなるので濃くないと仕方ないんでしょうね。
蕎麦は少なめです。東京の方は神田の藪蕎麦さんのイメージと言ったらお判り頂けるかしら。大人の男性とかは2枚くらい頼んだ方が良いと思います。私はこの前にぜんざい食べましたのでこれくらいで丁度良かったですが。
ご夫婦でやっていらっしゃるのか良く分かりませんが、どうも二人で店を切り盛りしていたみたいで全体に時間が掛かっていました。いつもそうなのかは不明です。こちらでは貴重な蕎麦屋さんですので食べたい方は是非。