永遠の都ローマ展 福岡市美術館

久し振りの美術館です。しかも福岡で。と言ってもこちらの展覧会は東京都美術館で昨年12月迄開催されていて、今月から福岡で開催されています。こちらの美術館も久し振りに訪れました。シャガールやミロの展示があります。

ちょうど寒い日に訪れたので、大濠公園のほとりにあるこちらは本当に寒かったです。寒い日の水辺は辛いですね。でも中に入ってしまえば快適なので駅から徒歩10分ですが、辛抱して向かいました。

今回の展示はメインがカピトリーノ美術館の物がメインで、その他ローマ美術館とか諸々です。目玉としてはカラヴァッジョの「洗礼者聖ヨハネ」の大きな油絵です。光と影がとても素敵な作品です。

それと私がとても惹かれたのが「ローマ教会の擬人像」というモザイク画?石とガラスで出来た絵?ですが、現代人の目からはちょっとユーモラスでもあります。でもとても美しく見入ってしまいました。

私、塩野七生先生の著作をほぼ全て読んでいますが、「ローマ人の歴史」は毎年出るのを心待ちにして読んでいました。その中に結構彫刻の写真が掲載されていて、あ、これ知ってる、という物が多く嬉しくなってしまいました。

「カピトリーノの牝狼」はローマの始まり、ロムルスとレムスの逸話からの像です。展示もやっぱりこれから始まるんだなあとか、アウグストゥスの像はやっぱり若い時の像なんだとか、トラヤヌス帝、ハドリアヌス帝の像も見覚えがありました。

今回「カピトリーノのヴィーナス」は東京限定だったそうです。ちょっと残念ですがまあ福岡でも開催して頂けただけでも感謝なので仕方ないですね。各会場で展示が違うことは良くあることですし。

それにしてもコンスタンティヌス帝の巨像って、実際はどのくらいの高さだったんでしょうね。12メートル以上あったと考えられるそうです。造るのも大事業だったんだろうなあとか思います。頭部と足、手だけでも見応えがありました。

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