杉浦非水の大切なもの 初公開・知られざる戦争疎開資料 川越市立美術館

これも既に終わっている展覧会です。夏休みの短期間に色々行くので全てを回ることは出来ませんし、行けても記事にする前に展覧会が終わってしまうこともあります。又の機会があったら見に行って頂けたらと思います。

杉浦非水と言っても今の人はほとんど知らないでしょうし、私も知りませんでした。こちらもたまたま目について入ってみようと思った次第です。と言いつつこの美術館は帰ると良く行っているなあと思います。

杉浦非水さんは今で言うとグラフィック・デザイナーになるんですかね。雑誌の表紙のデザインとか、ポスターとか所謂アートとかではなく大衆芸術とかそういう分野で活躍された方です。

三越に所属していましたがあくまで嘱託だったので、三越以外の仕事もやられていて今で言う地下鉄銀座線の開通記念のポスターなんかも手掛けています。その他草花の画集もあります。今の朝ドラの人も描いてましたね。

奥様が川越の岩崎家の方で、戦争中に岩崎家に諸々作品が残っていて今回初放出の物が出てきたそうです。あ、岩崎家は豪商ですが三菱の岩崎家とは関係なく、有名なのは画家の岩崎勝平の実家です。

川越は大きい空襲が無かったので戦災を免れています。なのでこういったものも残っていたんでしょうね。岩崎勝平とはジャンルは違いますが同じように取っておいたんでしょうね。

今回の常設展示は岩崎勝平さんのコレクションが多かったです。常設展示も定期的に変えていますが、今回は掛け軸は無かったです。なので私の好きな橋本雅邦さんの作品も無く少し残念でした。

相原求一朗記念室も行きました。季節ごとに展示を変えているそうですが、流石に何度も来ているのでだいたいの作品は見たことがあります。でもやっぱり見てしまいますね。素敵ですから。

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