博多町家ふるさと館 福岡市博多区

お城とか権力者の別邸とかは比較的大事にされますが、一般人の家とかはなかなか保存されません。日本の家屋は木造が基本なので尚更です。でも残せる物は残して行きたいですよね。文化ですから。

文化と言えば文化住宅というものがあります。もうこれから造られることは無いと思いますが、多分これも無くなって行くと思います。今は見すぼらしいものと思っても、戦後の文化としては必要だったものですので、そろそろ保存を検討しても良いのではと思います。

こちらの建物は移築ではありますが実際に博多織の職人が暮らしていた館を移築しています。櫛田神社の辺りは激しい空襲にさらされた場所でもあるので古い建物はほとんど残っていないんです。

中庭の写真です。このふるさと館は展示棟、町家棟、みやげ処の3施設から成り立っていて、中庭は町家棟の裏にあります。有料なのは展示棟のみです。なのでこの中庭も無料で入れます。

展示館も見て来ました。私の実家も繊維業界の工場だったので懐かしい秤があったりして懐かしい感じがしました。何かおもちゃにして遊んでいましたね。商売道具を遊びに使ってしまって申し訳無かったですね。

町家棟では機織りの実演をやっていました。パンチ式の柄組みの器械を導入していました。と書いても普通の方はわからないですけど、案外近代的な方式を取り入れているんだなあと思ったり。

こちらは櫛田神社の門前町にありますので、櫛田さんの観光と合わせて行くと良いと思います。あ、絵付け体験とか実演もあったり、イベントもやっていますので調べて出かけるのも良いと思います。

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