先々週に「桐島、部活やめるってよ」を観てこちらに記事を載せました。スクール・カーストについて改めて考えていたところこちらのタイトルを思い出しました。封切られた時はスクール・カーストって言葉は無かったですが。
青春映画の傑作と言われる本タイトルですがブラッド・パックと呼ばれる俳優さんたちの共演。これと「セント・エルモス・ファイヤー」に出ていた当時の若手の俳優さんたちを纏めて呼んだ呼称をブラッド・パックといいます。。
でも何故か日本では当時「YAスター」という言い方だったと思います。トム・クルーズやマット・ディロンなんかも含めていました。若い人にはトム・クルーズくらいしかピンと来ないんでしょうね。
主題歌を歌うシンプル・マインズも若い人だけでなく同年代にも忘れて去られています。その「ドント・ユー」は全米No.1を獲得し一躍スターダムにのし上がります。ただそれは長続きせず…。
高校で土曜日に呼び出された5人の生徒が作文の補習を受ける。でもそれぞれがバラバラでお互いの認識があるのは「お姫様」と「スポーツマン」くらいでこの補習が無ければ全く接点の無い生徒たちです。
私の高校時代はと言うと「不思議ちゃん」と「秀才」の間くらいのポジションでした。なのでこの感覚は痛いほど良く解ります。アメリカだとあと人種問題もあると思うのですがそこはあえて外しているようです。黒人は出てきません。
この映画の色々な方の評を見るとだいたい後半での「秀才」の「せっかく友達になったけど、月曜日に会った時挨拶するか」問題の提起に触れます。もう映画の中で結論は出ていますが無視するだろうということです。
日本人なら会釈くらいはするでしょうけど「桐島〜」の神木隆之介さんと橋本愛さんの感じになるかな。そんなの嫌だという「秀才」の叫びは本当に胸に来るものがありますがでも現実は違いますよね。今も共通の話題です。
しかし月日と言うのは残酷でこのタイトルの主役5人も50歳を超え、映画で主役を張ることもまず無くなりました。青春スターですのである程度は仕方ないのかも知れませんが、トム・クルーズが第一線で頑張っているのを見るとちょっと淋しい気もします。
作文なんかとっとと書いて帰っちゃえと言った私の友達がいましたが、まあ車社会なので早く終わっても親の迎えが来ないからということにしておきましょう。未だ携帯電話も無かった頃ですからね。
最後唐突に二組のカップルが出来てしまうのは何かモヤモヤしますし、親が迎えに来ている車の前でブチューは日本人の感覚では無理と言うのはあります。でもとっても色んなことを考えさせられる良作ではありますので是非ご覧になってくださいね。