昨年アムステルダムで開催されていたフェルメールの展覧会。時間もお金もなく行くことはできませんでしたが、この映画が企画されていることも発表されており、首を長くして待っていました。
私の学生時代はフェルメールはあまり有名では無かったと思います。絵が好きな方はご存知だったのでしょうが、美術の授業でもレンブラントは習った記憶がありますが、フェルメールは習った記憶がありません。
レンブラントとフェルメールでは残された作品数も全然違いますし、死後も名声を保ち続けたレンブラントと死後少しずつ忘れられたフェルメールでは、学校で教える内容としては前者になってたんでしょうね。
そして福岡に来て初めて映画館に行くことにしました。kino cinemaさんは木下工務店のグループで経営されている映画館です。文化事業にとても力を入れています。なのでこの映画の封切館としてはとても良いと思いました。
特にグッズとかパンフレットすらなく、ロビーの写真を上げておきます。フェルメールと言えばこの絵が良く出てきますが、「牛乳を注ぐ女」とか「絵画芸術」とか良い絵は他にも沢山あるんですけどね。あ、「絵画芸術」は今回ありませんが。
この映画は記録映画ですので感動とか興奮とかは無いんですけど、絵の見方なんかが良くわかるのでフェルメールのファンだけでなく、私のような素人にはとても有意義な映画でした。
色んな絵について専門家が語っていますが、真贋が議論になっている作品は絵を見せるだけにとどめていました。いつもは上野にある「聖プラクセディス」は本物認定されたということで良いのかな?
東京に来た作品はだいたい見ているのですが今回の展示はかなり重なっていました。改めて私、結構見ているんだなあと思わされました。と言うか東京は色んな絵が来るんだなあと改めて思いました。