アラビアのロレンス 図書館DVD

昔から観たい観たいと思っていたこのタイトルですが、ようやく観ることができました。そんなに気合いが入っていた訳ではないのですが、やはり4時間近い映画を観るのはある程度時間に余裕が無いと観られませんから。

いやいやDVDなんだから続けて全部観なくても。という考え方もあります。私も自分で買ったDVDであれば何度か細切れで観ることは普通にあります。それでも最初の一回目はやはり通しで観るようにしています。

この映画はイギリス映画です。かなりの大作ですしてっきりハリウッド映画だと思っていました。デヴィッド・リーン監督作としては前作の「戦場に掛ける橋」次作の「ドクトル・ジバゴ」は英米合作になっていますが、こちらは英国単独です。

『アラビアのロレンス』を描くということは英国の悪い所も沢山描かなければ、リアリティに相当欠ける物になりそうです。でもそうなっていないのはやはりイギリスの映画だからでしょうか。

最初のシーンでロレンスの死が描かれます。そこから舞台が中東に変わります。ロレンスとファイサル王子が出会い、ロレンスは戦場へ。そして英雄に祭り上げられます。しかしその後アラブからもイギリスからも不要となり、アラブの地から去って行きます。

砂漠のシーンが続きますが、飽きることなくストーリーが進行して行きますのでずっと引き込まれてしまいました。でも今この映画を作ったらロレンス氏のもう少し汚い部分も描いていただろうと思います。

ピーター・オトゥールさんは何かナヨナヨした声で、ゲイであることを匂わせているんでしょうけど、軍人らしからぬ感じです。オマー・シャリフさんも若いです。シャリフさんはこの映画で国際スターになったそうです。

それよりアンソニー・クインがアラブ人を演じていました。この人は何人でも出来るんだなあと感心してしまいます。そういえばこの映画、女性がほとんど出てきません。死体くらいです。アラブなので顔を隠さなければならないので、女優さんも出たく無いかしら?

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