戦艦バウンティ号の反乱 図書館DVD

実際に起きた事件を映画にすることは特に珍しいことではありませんが、何処までを切り取るかは結構難しいのではないかと思います。成功物語を貫徹するのは難しいし、非の打ちどころ無い人生はドラマになりません。

実在の人物で無くともそれは同じで、以前ご紹介しました「小さな恋のメロディ」も、話が続いていたらかなり現実的な話が待っていて、夢物語で終わらなかったと思います。ダニエルとメロディが罵り合うとか見たくない…。

この映画はバウンティ号の反乱という事件を扱っています。タヒチへ向かう艦隊の話で、血も涙もない酷い艦長に対して反乱を起こした者たち。反乱は軍隊では極刑です。なので反乱者たちは誰も手の届かない無人島に逃げます。映画はそこまでで終わりです。

映画は綺麗に終わっていますが、史実では無人島ピトケアンで彼らは仲間割れを起こし、15人いた男達も20年後には1人になってしまいました。女性を巡って醜い闘いが繰り広げられていたんですね。子どもは殺されなかったのか、本映画の主人公、クリスチャンの子孫は未だ島で健在です。

この映画はアカデミー作品賞を受賞していますが、主演男優賞にこの映画の3人がノミネートされました。ところが誰も受賞できませんでした。効率悪すぎです。女性は大した役どころがないので元々無理ですが。

ジャケットからも判ると思いますが、このクラーク・ゲーブルの男前感は半端ないです。又、タヒチでのシーンで女性を見る時のゲーブルの目の何とまあセクシーなこと。エロいとか言ってはいけません。見られただけで妊娠するという例えがありますが、本当そんな感じです。

しかもあまり登場人物のバリエーションが無いのでクラーク・ゲーブルはほとんど出ずっぱりです。このゲーブルの色気を見たら、やっぱりレット・バトラーは彼しかいないと思いますよね。キザなセリフも全く白々しくならないですし。これが「スタア」というヤツでしょうね。

このDVDにピトケアン島の現在という短編が付いています。恐らく映画と同時に流していたんでしょうね。でも撮影に行くだけでも相当大変な僻地、空港は無いので船しかありません。今でも大変なのに、良く行って撮ってきたなと思います。

蛇足ですが、物語の最後に裁判で有罪となりましたが、恩赦を受けたバイアムがネルソン提督の下で船に乗ります。恐らくトラファルガーの戦いかと思われます。そうなるとネルソン提督はすぐに戦死ということになります。

するとパイアムはどうなるんでしょうね。架空の人物なのでどうとでもなりますけど、ドラマを続けるならネルソン提督と共に戦死か、ネルソン提督の死を看取る役になるか。すみません、妄想が止まりませんで。

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