展覧会の絵 エマーソン・レイク&パーマー 図書館CD

図書館CDを色々ご紹介して来ていますが、公立図書館の性質上展示の数が限られておりどうしてもベスト盤の類の収蔵が多いです。なのでオリジナル・アルバムのご紹介がし難い感じになっています。

特に高階地域にある高階図書館は未だ10年ちょっとの新しい図書館で、リクエストなどで少しずつ揃えた感じではなく手っ取り早くベスト盤を揃えた感じです。古いものもあるのでもしかしたら他から流れて来ているものもあるのかも知れませんが。

そんな中数少ないベスト盤では無いCDの内の一つがこちらのアルバムです。ちょっと回りくどい言い方をしているのはこちら、オリジナル・アルバムというかオリジナルではありますがライブ・アルバムになります。

このアルバムが発表された時点で展覧会の絵のスタジオ録音盤は無く、でもライブ会場では演奏されていたというものです。このアルバムの冒頭で’Pictures at an Exhibition!’と紹介が入ると物凄い喝采がありますので皆さん知っていらっしゃった感じです。

クラシックが好きな方からするとこういう物は邪道だと思われるかも知れません。これだけポップ・ミュージックをご紹介している私でさえ何となくそう思うこともある位ですから。でも編曲違いのクラシック曲なんていくらでもありますので別に良いのではと思います。

そもそも一番有名な交響曲版でさえラヴェルの編曲したものです。ムソルグスキーの原曲版は私は聴いたことないと思います。ラヴェルはフランス人で代表作には「ボレロ」があります。個人的には他にピアニストのホロヴィッツが編曲、演奏したものが好きだったりします。

いつものことですが話が逸れてしまいました。こちら「プロムナード」や「古城」「キエフの大門」と言ったムゾルグスキーが作ったものと、オマージュしたオリジナル曲を織り交ぜて演奏されています。最後「くるみ割り人形」が追加されています。タイトルは’nutcracker’から’nut rocker’に変えています。ロックだから?

個人的には「展覧会の絵」に正直唄は要らないと思っているのですが、それだとグレッグ・レイクのアピール・ポイントが減ってしまうからでしょうね。いくつか歌詞があります。「くるみ割り人形」は歌詞は無いのですが、’Yeah, Yeah!’と煽っています。

私はカラヤン指揮のベルリン・フィルの演奏でも、ホロヴィッツのピアノ版でも、こちらのアルバムでも、やっぱり好きなのは「プロムナード」。一番有名な曲ですね。でも組曲でのコンセプトは絵と絵の間の廊下部分で絵は表現していないんですけどね。

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