ローマの休日 図書館DVD

テレビを観ていたら「外出自粛中に観たい映画」というアンケートで、20代から50代の女性の一位がこのタイトルだったという話がありました。オードリー・ヘップパーンの実質的なデビュー作として有名な本作ですが、モノクロですしもう70年近く前の作品です。しかし初主演作が王女役でアカデミー主演女優賞なんて、シンデレラストーリーそのものですね。

この映画の主演はあくまでもグレゴリー・ペックです。この映画の前までにアカデミー賞に4回もノミネートされるほどの大物ですから当然です。でもオードリーと撮影していく内に彼女の才能に気付き、彼女を同格に引き上げる様要求したというのですから凄いです。

普通は蹴落とす物だと思いますが、オードリーがアカデミー賞を取れるほどの演技をしているのを観て、というか予期していたのも凄いですが、後で恥をかくからそうしてくれと、なかなか言えることではないですよね。流石アメリカの良心フィンチ弁護士、ということにしておきます。

しかしこの映画、あまり凝ったストーリーでもないのですが、そこはやはり巨匠ウィリアム・ワイラー、所々笑いあり名所観光ありで、飽きさせることなくしっかりドラマを作っています。この映画、ローマの名所を紹介する観光映画の一面もあります。

オードリー・ヘップパーンありきで語られることの多いこの映画ですが、グレゴリー・ペックの色男ぶりはさすがです。アラバマ物語でも普段は冴えないけれど、いざという時頼りになる主人公というのはスーパーマンではありませんが、アメリカン・ヒーローによくある設定ですね。

オードリー・ヘップパーンの映画では、年上の男性にエスコートされる若い女性という役が非常に多いですが、既にこの作品からもう始まっている感じですね。若さも相まって本当に美しいですね。

人間が古いので申し訳ないのですが、これを観ているとどうしても現在の上皇様の「銀ブラ事件」を思い出してしまいます。この映画よりほんの少し前のことなので真似をした訳ではないでしょうが、お付きの目をすり抜けて街に出る高貴な方というのは共感を得やすいですよね。もっとも欧米ではエリザベス女王の妹のマーガレット妃に重ねる人が多いようです。

小難しい話は置いておいて、単純にラブロマンス、コメディとして観て充分面白い作品です。外出自粛が解除されても未見の方は是非ご覧になってみて下さいね。世代を超えて愛されていますので、何かの時に話のタネにはなるかもしれません。

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