私はおばあちゃんっ子だったのですが、その祖母が戦争未亡人だったこともあり、このブログでも何となく戦争のことを書くことがままあります。私だけでなく人類永遠のテーマでもあります。
どちらかと言うと日本の戦争のことについて書くことが多いのですが、先日は「サウルの息子」のことを書きました。日本は本土が島国なのでそこまでは攻め込まれることはありませんでしたが、欧州は陸続きなので攻め込み易いですが攻め込まれ易くもあります。
それが数千年、下手をすると数万年続いていますので色んな民族が多重的に住んでおり、憎しみの炎が燃え上がると大変なことになります。それは過去の話ではなく続いているのを現代でも目の当たりにしています。
ドイツは二度の大戦でどちらも敗戦国になっています。特に二度目は本土決戦迄引っ張ってしまった為、この映画に出てくるような悲惨な戦闘をすることになってしまいました。独裁者って本当に怖いです。

知識としてヒトラーがエヴァ・ブラウンと自殺したことやゲッペルス一家の無理心中は知っていましたが、本当にあんな形で行われたんでしょうか。地下壕にゲッペルス一家以外こどもはいなかったのかしら。
しかしどう考えても1945年4月時点でドイツに勝ち筋は無かったと思います。それでも戦争を継続させたヒトラーは指導者としてはアウトです。降伏したら自分の運命は分かっていたでしょうから国家を無理心中させたとも言えるのでしょう。
ヒトラー役のブルーノ・ガンツさんは「ベルリン天使の詩」に出ていました。もう亡くなられていますがドイツを代表する俳優でした。この映画での強い自分を見せるものの内心怯えているヒトラーを好演されています。
そしてこの映画のもう一人の主役、ヒトラーの秘書役のアレクサンドル・マリア・ララさん。ヒトラーに忠誠を誓いつつもゲッペルスのこどもたちの未来を案じる優しい女性もしっかり表現されていてとても良いです。
しかし実話に基づくとはいえ戦争って本当に人の命が軽いです。あっさり殺されたり自決したり。乱痴気騒ぎとかのシーンもありますが精神状態が極限迄行っているということもあるのだと思います。あんなことはしていないという生き残りの人の証言もありますが。
