山田太一原作、市川森一脚本(映画では初脚本)、大林宣彦監督作品。と書いて気付きましたが御三方とも鬼籍に入っています。この映画は1988年の作品ですので仕方がないですが、出演者の主要な方々はだいたいご健在です。
大林監督はその頃既に人気監督でしたが、何故こんな地味な作品を?と当時思ったものですが大御所だから地味な作品でも商業映画として出せたんでしょう。山田先生は小説の仕事が多くなっていた頃です。
風間杜夫さん演じる売れっ子の脚本家がこどもの頃過ごした浅草で、こどもの頃に事故で亡くなった両親に出会う。そしてひょんなことから同じマンションの美女と恋人関係になる。死人に会っているからかドンドンやつれて行って…。という感じです。
名取裕子さん演じるマンションの美女も既に亡くなっていたということが後にわかるのですが、名取さん本当に美しいです。母親役の秋吉久美子さんも美しいですが、お二人とも未だ若いな〜と単純に思いました。

話としては大した話では無い(失礼!)のですが、皆さん若いな〜と思いながら見入ってしまいました。因みにこのジャケット写真で風間杜夫さんが息子で片岡鶴太郎さんと秋吉久美子さんが両親。実年齢では逆転しています。
両親は事故死しているのでそこで年齢が止まっている設定なのでそうなります。でも何となく本当に風間さんが息子に見えてくるから流石です。しかしランニングシャツが妙ににあっている鶴太郎さんですね。
わずか40年くらいなのですが大分世の中も変わっていることが良くわかります。タバコの自動販売機、今でもありますけど当時は簡単に買えています。缶ビールのタブもプルタブでその辺に捨ててました。そんな感じでしたよね。昔。
最後のシーンでは両親の住んでいたアパートは取り壊されていました。もう上の写真のようなアパートってほとんど見られません。なので記録としても案外重要なのかなと思います。何か胸が締め付けられる思いをしながら観ていました。
