このタイトルは封切り時に観に行きました。珍しく娘が観たいと言ってきたので。事前に「不思議の国のアリス」と「鏡の国のアリス」を読んでおくと良いと言い忘れていました。読んではいたみたいですが。
正直ルイス・キャロルの物語も「マザーグース」の知識がないと良くわからない部分があります。イギリスのこどもたちには常識なんでしょうけど、日本人には一般的ではありません。まあマザーグース迄読めとは申しませんけど。
ストーリーとしては大きくなったアリスが主人公で、再び不思議の国=ワンダーランドへ行って冒険をするという話です。19歳という設定なので私から見たら全然こどもなんですけど、当時小学生の娘からしたらお姉さんだったと思います。
結構忘れていましたがところどころ思い出しながら観ていました。相変わらずのティム・バートンさんの映画です。色んなものがデフォルメされています。それがアリスの世界にマッチはしているんですけど。

相変わらずの大事なところを警告文で隠す図書館クオリティです。アリスの顔は見えているから良いか。アリスが主人公ではありますが役者の格が違いすぎるので、マッド・ハターのジョニー・デップさんが真ん中です。
他の監督作品だと普通に二枚目なんですが、まあ仕方ないですね。ティム・バートンさんですから。監督の奥様も特殊メイクで結構なお顔になっていますから。アン・ハサウェイさんも綺麗ですが真っ白過ぎてだれ?という感じです。
主演のミア・ワシコウスカさんは特殊メイクはありません。原作のアリスはストーリー・テラーに徹していますが、こちらのアリスはそれよりも能動的です。19世紀の物語ですが、現代的な女性の雰囲気です。
ミアさんはオーストラリア出身でハリウッドにはあまり馴染めず、現在はオーストラリアを拠点に活動中だそうです。賢明な人生を過ごされていると思います。アンさんはスター街道を歩んでいて人生いろいろですよね。
