西の魔女が死んだ 図書館DVD

この映画の原作が書店に並んでいた時、未だ未だ書店が元気だった頃ですが、オズの魔法使い?と思ったものでした。それで何となく手に取ることもなく、映画も見ずに来ていました。まあ子育てに追われていました。

今回調べてみたら表題はオズの魔法使いのフレーズから取ったとのことでしたから、あの時そう思ったのは合っていたんだなあと改めて思いました。話は全然関係ないんですけど。イジメ、家族、田舎、そういった物がテーマですね。

今回これも知らなかったのですが主演のサチ・パーカーさん。シャーリー・マクレーンさんの娘さんなんですね。シャーリーの娘も俳優と聞いてはいましたが、何とこんな形で観ることになるとは。

「アパートの鍵貸します」が私の大好きな映画ベスト1位だと思っていまして、そのヒロインがシャーリーでした。現在89歳でご健在だと聞いています。後年精神世界に入って行ってしまい、本も読みましたが着いて行けなくなりました。

話がそれましたがこの映画、ほとんどおばあちゃんと孫だけで話が進んで行きます。最初にお母さんが出てきますがほとんど女性しか出てこないなあと思っていると少しずつ男性も出てきました。

露骨な表現はあまりありませんがイジメ問題も出てきます。高橋真悠さんはごく自然に演技をされています。その後無名塾に入ったりしたそうですが、なかなか売れるというのは難しいんでしょうね。

物語が淡々と進んでいくので高橋克実さんの郵便屋さんがちょっとオーバーアクションに見えてしまいます。でもこの人の味がしっかり出ています。大森南朋さんもりょうさんも若いなあと思いました。

木村祐一さんの役がちょっと気持ち悪いよですが、原作だとおばあちゃんの最後を看取っていて孫娘の彼に対する印象が変わるということなんですが、流石にこの映画ではそこまでは表現されていませんでした。

全体に優しい映画でした。私が昔仕事で山梨に行っていたので車で通っている道路なんかは本当に懐かしい感じでした。何かこんな所で暮らしてみたいと思いつつも無理だよなあと現実に戻る私なのでした。

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