80年代の邦画を観るとどうしても「みんな若い」という感想になってしまうのですが岸部一徳さんも根岸季衣さんも若いです。上原謙さんと入江たか子さんはさすがに鬼籍に入っています。岸部さんだって弟さんが先日亡くなっていますし。
この映画は紛れもないアイドル映画ですので、原田知世さんが魅力的に写っていれば良いということですがそれはとても成功していると思います。今観るとちょっと暗い感じはしますけど。原田さんカワイイです。
この映画と「アイコ十六歳」で弓道部女子というのがちょっと株が上がりましたよね。原田さんも「アイコ〜」の冨田靖子さんも本当輝いてましたね。あとこの映画の中で下駄で町を歩き回るのは可愛いんですけどあの頃でも古い感じですよね。中村雅俊さんじゃないんだからって、もっと古いですね。
演技については…、まあみんな若いので許してあげて下さい。原田さんも、尾美としのりさんも、高柳良一さんも、高柳さんは俳優を辞めてサラリーマンになっていらっしゃるようです。尾美さんは今は性格俳優です。経験は大事ですね。津田ゆかりさんは早くに芸能界をお辞めになられました。
そういえばこの映画、大林宣彦監督作品です。なので尾美さん、入江さん、娘の入江若葉さんが出ています。岸部さんも常連ですね。大林監督が亡くなったの考えてみたら今年でした。コロナではありません。念の為。
ストーリーはあまり大したことはなく、あっさり言ってしまってすみません。タイム・リープ物で片付いてしまう感じです。なおアイドルドラマとして何度かリメイクされています。主人公が泣いたり笑ったり顔に墨を付けて、それがまた可愛いくて原田さんの魅力を最大限引き出していますよね。
今の目で見ると岸部さんが原田さんの肩に手を回していたり、尾美さんが原田さんに「チビなのに重い」とか言ってみたり、アウトなところがありますね〜。帰り際の「バイピー」もですがとっても時代を感じます。
数年後の世界では高校生になった原田さんの妹が聖子ちゃんカットでした。さすがにワンレンボディコンの時代が来ること迄は読めませんよね。因みにこの俳優さんは岡寛恵さん、のちに声優としても有名になる方です。
図書館DVD的にはDVDケースの角がちょっと壊れかけているのが気になりました。本編を観るには関係ないので私としては気にならないところではありますが。本当皆さん大事に扱いましょうね。