デヴィッド・ボウイが亡くなってから4年になります。月日が経つのは本当に早いです。最も既に引退したものと思われていたところ2013年に十年振りに新作の発表、その3年後に最新作の発表更にその2日後に訃報、特に最後の新作と訃報の間があまりに短く何かのヤラセかしらと思いましたが、残念ながら事実だったことにびっくり。派手なことは大好きな人ではありましたがあまりにも突然で。悲しい。
グラム・ロックの時代のヒーローでもありますが、最大のヒット「レッツ・ダンス」はイギリスではニュー・ロマンティック全盛期。ビジュアル重視のバンドが林立する中でもカッコ良さでは決して負けていませんでした。というか勝っていたと思います。
映画「ボヘミアン・ラプソディ」の影響でライブ・エイド=クイーンみたいな世間の感じはありますが、その後に出たボウイのステージもかなり良い出来栄えだったと思います。「愛しき反抗」や「ヒーローズ」なんか見ものでしたよ。「ヒーローズ」はベルリンの壁がテーマでしたがその4年後に壁が崩壊するとは…。
本タイトルは私昔持っていました。そちらは2枚組バージョンでしたがこちらはCD1枚にコンパクトに纏められています。纏まっているぶん中身は濃いものになっています。初めての方には良い選曲です。
初期の「ジギー・スターダスト」や「火星の生活」宇宙がテーマだったんですよね。その最後を飾ったのが「ジギー〜」でした。特に日本人の目からするとボウイ=宇宙人で全く違和感が無かったですからね。本当スゴイ。
「アンダー・プレッシャー」はクイーンと、「ダンシング・イン・ザ・ストリート」はミック・ジャガーとの共演曲。しかしスーパー・スターの声ってものすごい個性がありますね。フレディもミックもボウイもすぐにわかります。
もう新作が出ないと思うと今でも悲しい気持ちになるのですがそもそも2013年の復活直前までは引退した様に思っていましたので、その後の2作はボウイからのサプライズの贈り物と思うしか無いのでしょうね。青春からドンドン遠ざかる。