熱海の街は一旦寂れて又再生しつつあります。かつてはほぼ一晩中熱海銀座が賑わっていたということで、それと同じというわけには行きませんが、社員旅行が姿を消した代わりに若い人が増えているような気がします。
温泉が有名ですがビーチ・リゾートの側面もあり家族連れなんかで行くのもアリです。勿論飲食店はいっぱいあります。新幹線も停まるんですよね、ココ。宿も多いし行ってしまえば良い所です。
新しい店も出ていますがせっかくなので地元のお店に入りたいと思って行きました。でも大手喫茶店チェーンとか無いんですね。コンビニや居酒屋はチェーン店は進出しているので出店するには何かが足りないんでしょうね。
その中で選んでこちらの純喫茶に入りました。レトロと言えば聞こえはいいですが昭和の頃というか高度成長期に良くあった喫茶店です。でもこれが一周回って若い人が「かわいい」と言って写真を撮って行くんですよね。
珈琲とカスタードプリンを注文しました。「ブレンド」でも無く「ホットコーヒー」でもなく「珈琲」。何の豆かもわかりませんが苦味抑え目で美味しかったです。器もオリジナルで懐かしい感じです。
プリンは硬いタイプの自家製です。これが本当に美味しかったです。懐かしい味というのもありますがしっかり作っているんでしょうね。ああ美味しい。クリームが添えてあるのも純喫茶のものですね。満足満足。
他のテーブルに4人の女子高生が居ました。そうかスタバとかマックとか無いので、都内ならオジサンオバサンが行くようなところに行くしか無いんですね。でも大人になって他の街出身の人との話では良いネタになるかもしれません。若い頃は恥ずかしいと思っちゃうかな?
又こちら場所柄なんでしょうか土産物も取り扱っています。バブル世代としてはダサいという印象になりますが、やはりここでも若い人たちには新鮮に映るらしく「かわいい」と言っては写真を撮って行くのを何人も見ました。
喫茶店を出た所の近くに銀座劇場というストリップ小屋があるのですが、そこの前で若い女の子のグループが記念写真を撮っていました。まあシャッターは閉まっていましたが…。何か色々価値観が変わって来ているんでしょうね。付いて行くのも大変です。