このブログではいつも札の辻より先はあまり観光客が来ないという話をしていますが、その割には結構取り上げている気がします。矛盾しているといつも思っていますが人混みが苦手なので、何となくここまで足を伸ばすとホッとするのも事実です。
こちらのお寺は後北條家臣の大道寺政繁が開基となっているお寺です。因みに昭和の町にある蓮馨寺は蓮馨大姉という、政繁のお母さんが建てたお寺になります。広済寺は曹洞宗、蓮馨寺は浄土宗、はて?まあそうなんだからしょうがないということにして次に進みます。
こちらはお地蔵さんが二体どちらも謂れのあるものです。他に物の本に「墓地に損傷の激しい『ぶっかけ地蔵』なるものがあり」とあったのですが見つけられませんでした。十数年前発行の物なのでその間に何処かへ移されたかもしれません。いえ単にワタクシの探し方が悪いだけです。
梵鐘も大変立派です。除夜の鐘はさぞかしと思いますが今年はどうですかね。入って直ぐの所にあります。又水戸藩十九烈士埋葬地なるものもありますが見ることはできません。中尾孝昌さんのお墓というものもありますが、すみませんちょっと存じ上げませんで。
このブログ的なハイライトはこれです。お寺の境内に金比羅さんがあります。これ、境内で撮っています。山門と鳥居、神仏混淆、素晴らしいです。宗教が違っても仲良くしましょうね。日本人の知恵だと思います。
こちら広済寺は大道寺政繁が開基なんですが菩提寺の予定だったそうです。でもお墓はありません。ご本人も北條氏が滅ぼされては川越に未練は無かったでしょう。お墓は群馬にあるそうです。
その他に天狗の伝承があったり色々エピソードの多いお寺さんですが、繁華街から外れる為に至って静かです。そばまで来たらちょっと寄って見て下さいね。観光寺院では無いのであまり勧誘してもいけませんが。