東光院跡という名前を地図で見つけました。寺院跡というと川越市内では南院遺跡を思い出します。こちらのブログでも取り上げています。でもこの東光院跡は南院遺跡と違いちゃんと管理がされているようです。あ、南院遺跡も草ボーボーとかではないので何らか管理はされていると思います。
こちらの住所は吉塚となっていますが隣が東光町という地名です。町名が先か寺院名が先かは分かりませんが多分この地の代表的な寺院だったのではないかと想像されます。吉塚は駅名ともなっているので多分そこからの地名だと思われます。
市のホームページを覗いたら40年前に宗教法人としては解散してしまったそうです。案外最近なんですね。明治の廃仏毀釈とかではありませんでした。仏像や敷地建物は福岡市に寄附されているそうです。道理で管理がしっかりされている訳です。

本堂もしっかり建っています。真ん中に猫がいるのですが、この写真だと分かりにくいですよね。ひなたぼっこかなと思い近寄りませんでした。ここでは猫の方が先住者ですから私が遠慮しました。
境内はそれほど広くはありませんが木々が生い茂りちょっとしたオアシスになっています。胸像がありますが最後の住職だった清藤泰順尼のものです。多分寺院の寄贈後の制作だと思います。
仏像の類は福岡市美術館に展示されているそうです。もっと早く知っていれば以前美術館を訪れた時もっと違う目で見ることができたんですけど残念です。又行けばいいんですけどさていつのことやら。