佐世保は広いです。町村合併でかなり北側に大きくなっていますので、車を走らせていてここ未だ佐世保なの?と思うことしばしばです。今回の記事はかなり北に行っています。元々は江迎町という町でした。
江迎は陣屋跡が残っていたりしますが昔の宿場町です。平戸往還と言いまして、平戸から長崎街道につながる道の宿場町として栄えたようです。まあ平地がそこそこあって、湾が出来ているので多分漁業とかあったんでしょうね。
ちょっと裏通りに入ると良い感じの小路があったり、お店があったりします。多分こちらも人口減とか大変なんだろうなとは思いますが、周辺は本当に何もないのでここだけはそれなりに賑わっています。
そんな街中にこのお寺があるのですが、長崎特有の坂の上にあります。今回は車なので上の駐車場迄行ってしまいましたが、坂を徒歩でしか上がれなかったらちょっと膝の悪い人なら躊躇しそうです。
一昨年の年末に行ったのですが紅葉は過ぎて葉を落としている感じでした。ちょっと寂しい感じですが風鈴の音がとてもキレイでした。でも風の強い日はうるさいかもしれません。鉄なので。しかし冬に風鈴の音を聞くとは思いませんでした。
こちらのお寺ですが、大名の松浦氏が祈願所として佐世保の早岐に建てられたものをここ江迎に移して来たそうです。いずれにしても江戸時代の創建で立派な感じです。未だ平戸で貿易出来た時の貯金があったんですかね。
それとこちら、花手水も綺麗でした。庭には結構お花が飾られていました。春だったらもっと綺麗だったのかもしれませんね。あと逆さ紅葉が有名だったりします。本当はその時来れば良かったんですけど。