佐賀の鳥栖と言うか鳥栖の田代という地域は田代売薬と言う薬の製造販売を古くから行ってきた地域です。まあ福岡に来るまで知らなかったんですけど。私の母親の故郷が富山なので少し親近感が湧いています。
今ではすっかり富山の薬売りだけ名前が残っている感じですが、大和、近江、そしてこちら田代と併せて江戸の頃は有名だったようです。久光製薬さんが田代売薬の出身で、このままだと歴史の彼方に埋もれてしまうことを危惧してこちらの記念館を建てたようです。
久光製薬さんは女子バレーボール部を持っていたりサガン鳥栖のスポンサーだったりもします。勿論上場企業ではあるのですが、社長は中冨さんですしファミリー企業の文化もあるのかもしれませんね。内情迄は分かりませんが。
写真を撮って良いのかよく分からず大丈夫そうな所で撮りました。浅田飴は多分田代の薬ではないと思います。久光さんの物を掲示した方が良いと思いましたがリアリティを追求すると浅田飴なのかしら?
展示がどうなっているかの説明をしますと大雑把に1階は薬の作り方と歴史、2階は田代売薬の今に残っている道具やら何やらの展示が主になっています。薬を作るのも大変なんだなあという普通の感想になってしまいました。
勿論今は機械で作っている訳ですが考え方は時代劇で見るようなことと一緒なんですね。原料を潰したり混ぜたり篩に掛けたり。だから原料を見つけた先人は現代の私たちにも相当貢献しているってことなんだなあと。
富山に行くと本当にそこら中に製薬会社さんがいっぱいあるのですが鳥栖だとやはり少なくなっています。だからこういう物を造って残していこうということなんだと思います。後日紹介しますがアウトレットモールからも近いですのでぜひ見に行ってみて下さい。