モネとマティス もうひとつの楽園 箱根ポーラ美術館

6月1日からポーラ美術館が再開されました。こちらは印象派のコレクションが有名です。今回の展示は企画展ではありますが半数以上は自前のコレクションからの展示、ってすごいコレクションです。一企業がやっているのですからね。メセナってこういうことでしょうか。

箱根もかなり人が戻って来ています。流石に外国人の姿はほとんど見られませんが。でも印象としては海外に行けない人たちが結構国内旅行に流れている感じです。川越の人出を見ていると本当にそう思います、

ポーラ美術館のある仙石原は箱根でも端の方で開発時期も新しいと思われます。お庭も非常に美しいのですがこの日は霧雨で見通しも悪かったので散策は断念、すぐに館内に入りました。

さすがは化粧品会社が運営している施設ですね。館内は非常に綺麗で女性客に気を使っている印象です。今回は入ったところに現代美術の展示がありましたが、どうしても私理解できず…。誰か観方を教えて下さい!

モネの睡蓮が6点飾られていました。モネといえば睡蓮という連想になりますがこれ以外にもあるし、本当たくさん描いているんだなという月並みな感想。橋の描かれた睡蓮が美しかったです。グランド・ジャット島の絵はスーラが有名ですが、モネが描くとこうなるんだなというのが一点ありました。

マティスと言えば赤、だと思うのですがこの「赤い室内の緑衣の女」は緑衣だけでなく植物のグリーンとの対比が非常に美しく素敵な絵です。女性の描き方がとっても綺麗ですよね。裸婦像も幾つか展示があります。マティス自身は緑が好きみたいですね。

マティスって一応印象派にも分類されるみたいですので、モネと並べても良いんですね。野獣派若しくはモダニズムという分類だと思っていました。なのであんまり関連が無さそうだしちょっと不思議な組み合わせだと思っていましたが、観てしまえば何の違和感も無かったです。

展示の最後のところでスーラの「グランカンの干潮」を観ました。スーラの点描は本当大好きなので単純に見入ってしまいました。やっぱり絵画鑑賞は本当に楽しいです。時間配分を間違えてカフェに入れませんでした。かなり残念。

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