アンネの日記 図書館DVD

昔の映画って長いものは本当に長いです。休憩が入ったりするものもあります。このタイトルも約3時間です。しかも又高宮の図書館ですので視聴してきました。何か腰が痛くなります。悪い椅子では無いんですが。

もう内容の解説は不要だと思いますが、ナチスのホロコーストの犠牲者であるアンネ・フランクの残した日記があり、それを基にした映画です。最初に隠れ家に帰ってきた唯一の生き残りの父親、オットー・フランクさんが娘の遺した日記を手にするところから始まります。

そしてそこから隠れ家にフランク一家が引っ越すところから始まり、ゲシュタポに見つかる直前で終わります。それから最初の場面に戻りオットーさんと隠れ家の支援者2人の場面に戻ってエンディングとなります。

ホロコーストの悲惨な場面はありません。あくまで隠れ家での不自由な生活です。3世帯が入っていますのでかなり精神的には厳しい世界です。13歳から15歳って中学生ですよね。それが知らないおじさんと同室ってとんでもないストレスですよね。

結構母親に反抗的だったりするのですが、それは仕方ないですよね。他家族との諍いもそりゃあありますよね。書籍やDVDのレビューでそこを責める人がポツポツ居ますが仕方ないと思います。又文学的には駄目という評価もありますが13歳のパーソナルな日記ですからね。むしろ資料としての価値でしょう。

強制収容所ではアンネは母親にべったりだったという証言もあります。反抗期だったんでしょうね。同室の男性も日記と映画では嫌な人ですが、知人の証言ではとても紳士的な人物だったそうなので、あくまで13歳の多感な少女が極限状態で書いたものという目は必要だと思います。

アンネ役のミリー・パーキンスさんはこの映画の後はあまり役に恵まれませんでした。この映画だけでも永遠に残る人ではありますけど。恋人役のリチャード・ベイマーさんはウエスト・サイド物語のトニー役で有名です。

アンネの日記は詳しいか詳しくないかは別にして、全く知らないという人はほとんどいないと思います。でも映画なり日記なり、一度は見ておいて損は無いと思います。悲惨なシーンはありませんが、こんな思いをする人を無くして行きたいとつくづく思わされます。

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