今回は名所でも何でもありません。ご存知の方に懐かしんで頂ければ幸いです。
最近のお医者さんは結構道に広告を出していたり、行くと内装がとっても綺麗だったり、看護師さんがまぁ可愛いかったり、世のオジサン達は鼻の下伸ばして楽しいんでしょうけど何か違うと思ってしまいます。
私の子どもが小さい頃この医院をちょこちょこ利用していました。若い人はあまり使いたがらないですよね。古い病院は。でも空いているのとお薬も必要最低限しか出さないので逆に信頼して通っていました。院内処方で楽だったこともあります。
外見は木造モルタル造と思われますが中に入ると木造家屋そのものでした。子どもが本当に幼い時は一緒に診察室に入り、子どもが大きくなるにつれ外の待合室で待ち、その内一緒に行くことも無くなりました。
私は幸か不幸か大人になってからあまりお医者様のお世話にほとんどなっておらず、かなりご無沙汰になっておりました。更に院の終わりの頃は診療日も少なくなっていたと記憶しています。
平成26年3月に閉院したと貼り紙がありました。何とも言えない気持ちになりました。閉まってしまえばそこは個人所有の不動産ですので、中を見せてとも言えませんのでただただ前を通り過ぎるのみでした。
一般公開されている建物ではありませんので見学とかは出来ません。昔お世話になった方は側を通る事があれば何かを思い出す事でしょう。私も子育て時代の色々を思い出しつつそっと立ち去りました。