博多旧市街と言う旗に惹かれてそちらを歩いてみました。なのですが川越の古い街並みに慣れてしまっているせいか、寺町の壮麗さには圧倒されるのですがやはり周囲の近代的なビルに呑み込まれている印象を受けました。
とは言え書いた通り寺町に入ると大きいお寺がいくつも並び、その壁だけでも圧倒されます。黒田藩47万石は伊達ではありませんね。それと元々港町、本当に街として潤っていたんだなあと思います。
中国との貿易等盛んだったことと関係しているのだと思われますが、聖一国師と言う高僧が羊羹、饅頭、饂飩、蕎麦の製法を中国から持ち帰ったとされています。個人が全部覚えて帰ったのかお付きの方の力があったのか、そもそも…、あんまり詮索しても仕方ないですね。
それを記念する石碑が並んで建っています。なので福岡のうどんは正統派なんですね。勿論諸説はあるんでしょうけど。蕎麦については…、蕎麦切りが一般的になったのは江戸時代なのでちょっと聖一国師の時代と合わないような気がします。言い出すと切りがありませんが。
あれ?本堂は?と思ったら道を挟んで反対側に仏殿がありました。本殿は入れないのかちょっとわかりませんでした。綺麗に掃き清められたお庭も見えるんですけど。なので仏殿にお参りをして来ました。
博多再開発で敷地内に道を通したそうです。道の方がきれいに整備されていますので流石寺町と思っていたのですが、どうも違うみたいですね。でも綺麗に整えてはありますので、個人的には違和感はありませんでした。
川上音二郎さんのお墓があるようです。これもどうやって入ったら良いのかわかりませんでした。聞けば良かったんでしょうけど、この日は全く人の気配もしない感じで諦めてしまいました。又今度かな?