山梨県立美術館 コレクション展(常設展示)

やっと、県外移動の自粛要請が解除になりましたね。と言ってもそんなにお金がある訳ではないので行く所も限られて来るのですが。これからは県外施設の話題も引け目無く紹介出来ます。

山梨県は東京に接している県の中では一番人口が少なく、80万人程度と言いますから、だいたい川越と所沢を足したくらいですかね。その内かなりの人数が甲府とその周辺に固まって住んでいます。

その山梨県の文化事業の一環として建てられたのが、こちらの美術館になります。こちらに隣接して文学館があり、纏めて芸術の森公園として整備されています。前を通る道の名称は美術館通りですし、本当、力を入れています。

今回は特別展は無く常設展示のみです。更に「落ち穂拾い、夏」がボストンに貸し出されていました。それでも久しぶりの美術館です。そう思うだけでワクワクして来ました。それにこちら、バルビゾン派の絵画が豊富で、540円でこの内容なら全然お得です。

この事業を行うにあたり、当時の知事がかなり入れ込んだらしく、ミレーのコレクションに圧倒されます。種まく人はやはり見ものです。「ポーリーヌ・V・オノの肖像」は最初の死別した奥様、「眠れるお針子」は後妻ですが、一生添い遂げたカトリーヌさんをモデルにしています。その視線が何とも優しい。

テオドール・ルソーやコローの風景画も美しいです。これらバルビゾン派から影響を受けてマネが現れ、次に印象派が起こって行く訳ですが、個人的にはミレーと印象派は繋がらないんですよね。何ででしょう?

夏期特別企画としてシャガールの「花束」の展示もありました。全て合わせると都内の美術館で企画展が出来そうなボリュームです。入場料安くありません?まあ、安い分には大変助かりますが、こういうものは永続しないと意味がないので。

展示室を移り日本画の部屋に来ると、横山大観の4部怍が待っていました。これも素晴らしいです。大観は橋本雅邦の生徒だったんですね。どこかに書いてあったかもですが、初めて知りました。川越の雅邦先生、やはりすごい人だったんですね。改めて感心しました。

更にもう一部屋、萩原英雄コレクション。もう本当にこの値段で観せちゃっていいんですか?ご本人の絵だけでなく、マティス、ピカソ、シャガール、ルオーって…。

昔、テオドール・ルソーとアンリ・ルソーがごちゃごちゃになっていました。「何か作風違うね」とか思いながら。ついでにルオーも一緒くたになって。いやあ今思うと恥ずかしいです。でもミレーとイギリスのミレイは区別付いていましたよ。マネとモネは…あーややこしい。教養がないだけですかね?

建物も又素晴らしい建築なのですが、かなりお腹いっぱいになって来てしまいました。企画展がない時の美術館は本当にゆっくり観賞出来ます。しかし、この美術館は本当オススメです。行ったばかりなのに又行きたいです。

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