九州陶磁文化館 佐賀県有田町

焼き物が好きだと前に書いたり現川焼の臥牛窯さんでコーヒーを頂いたりしましたが、今回は遂に有田に来ています。最近は隣の波佐見も有名になりましたがでもやっぱり有田は有田です。町が器屋さんだらけでした。

今回取り上げるのは個別のお店ではなく公共の施設です。文化館となっていますがまあ博物館みたいな感じです。丘の上にあります。車で行ったから良かったですが歩いたら結構大変だと思います。

こちらを訪れた時は特別展示の前の準備で5つある展示室が2つしか開いていませんでした。まあ無料なので文句も言えませんけど。あ、特別展示の時は料金設定があります。お金払ってもそういう時に行きたかったです。

有田焼の歴史という展示と柴田夫妻コレクションという展示だけ開いていてそちらを見学しました。興味深い展示も多いですが、有田焼の始まりは江戸時代からというのも知っていましたが、有名な話なのかは知りません。

豊臣秀吉の朝鮮出兵の時に連れて来られた職人が始めたのがそもそもの始まりです。白磁の原料となる良質の石と登り窯を作るのに適した地形、周囲の山にある木で取れる大量の薪、全ての条件が整っていたのがこの地だったのです。

朝鮮という地域は今でもですが職人とかの職種の人たちは待遇が悪いです。連れて来られた人たちは武士待遇になったそうですので、徳川の時代になって帰国できることになってもほとんど帰らなかったそうです。

展示は色々あったのですがこちらは蒲原コレクションです。でも一つ一つの説明がほとんど無いので私も説明できません。もう少し解説が欲しいなあ。柴田夫妻コレクションも大雑把にしか解説はありません。

まあでも美術品と言ってもよい品がいっぱいありますので見るだけでも眼福といった感じです。そりゃあ海外にも輸出されますよね。ホールには大きな有田焼カラクリ時計もありますのでそちらも見物です。

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