ヴェリー・ベスト・オブ・フォリナー 図書館CD

悪い言い方になりますが、「産業ロック」という言葉があります。要は大衆受けする「売る為(だけ)のロックンロール」といったところでしょうか。その代表格のような扱いを受けることが多いのがこちらフォリナーです。

確かにハードロックやプログレの要素を含みながらも聴きやすいメロディで、一時代を築いたスーパーバンドであることは間違いありません。ただ、10週連続No.2の「ガール・ライク・ユー」、唯一の全米No.1の「アイ・ウォナ・ノウ」どちらもバラードで、ヒット狙いのように感じはします。

実際その路線が嫌でリードボーカルのルー・グラムが脱退して、バンドは90年代に失速します。その前からメンバーの脱退は続いていましたので、売れていても人間関係とか色々難しいのかもしれません。

個人的にはキング・クリムゾンのイアン・マクドナルド在籍時の「冷たいお前」や「ダブル・ヴィジョン」なんかが好きなのですが、多分そういう人は少数派になるんでしょうね。イアンはもう少し自分を主張したら良いのにと思うのですが、多分良い人なんでしょうね。クリムゾンでも結局辞めることになりましたし。

世間的なフォリナーのイメージは4枚目のアルバム「4」の大ヒットなのかと思います。先程の「ガール・ライク・ユー」は10週連続No.2という珍記録ですが、オリビア・ニュートン・ジョンの「フィジカル」が爆発的なヒットをしていた煽りです。

「アージェント」「ジューク・ボックス・ヒーロー」も同じアルバムからのヒットです。1500万枚売り上げたという物凄い数字です。そうなるとやはり2匹目のドジョウ探しをしてしまうんでしょうね。2匹目は居たけど3匹目、4匹目は…。

現在のフォリナーはオリジナル・メンバーはミック・ジョーンズ1人で、彼を中心にバンドが組まれています。ただもう新曲をレコーディングしてヒット・チャートを狙うというより昔の曲でライブをする感じのバンドになっています。

日本では殆ど忘れられたバンドになっていますね。でも私は折に触れて聴いています。70年代の後半から80年代にかけて、確実に彼らの時代はありました。もうヒット曲を産むことはないのでしょうけど、フォリナー本体も、イアンもルーも未だ現役、私は聴き続けていきます。

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