マイライフ・アズ・ア・ドッグ 図書館DVD

1980年代にミニシアターブームというのがありました。それ以前から岩波ホールはあったりしたのですが、ユーロスペースとかシャンテ・シネとかシネスイッチ銀座とか、私も結構観に行きました。私、派手なアクション物よりも人間ドラマの方が好きなので、自然とこういったところにより引き寄せられて行ったのだと思います。

本タイトルについては記憶がかなり曖昧なのですが、シャンテで予告編を観てこの映画良さそうだなと思いました。「ベルリン・天使の詩」の後、上映することになっていたと思います。ところが「ベルリン〜」が好評で、かなりのロングランになったので、本タイトルの公開が大幅に遅れて気を揉んだという記憶です。そんなこともあり、今年の最後に本タイトルを紹介できるのがとても嬉しいです。尚、「ベルリン〜」も良い映画なのでぜひご覧になってみて下さいね。

最初に観てから既に30年の時を経ている訳ですが、やっぱり切なく、鼻にツーンと甘酸っぱい想いが通り過ぎます。母子家庭で暮らす少年。大好きなお母さんが結核に罹り、一緒に暮らすことが困難になり親戚の元に預けられ、そこで色々なことを経験し成長していく。文字にすると良くあるストーリーなのですが、周囲の人々の暖かみをとても感じられる良作になっています。

主人公のイングマルは挙動不審な感じですが、親戚の田舎の家で大切に扱われている時はそんなに変ではありません。実家にいることがとても辛いことなんでしょう。実家でのシーンが非常に暗い感じなので、親戚に預けられて良かったようにも感じられるのですが、やっぱりお母さんのことは大好きですよね。でも家に戻るとやはり病からお母さんとは上手く行かない。なので又親戚の家へ。ここは観ていて本当に辛い場面です。

今回は田舎のサガに感情移入して観ていました。男の子に混じって遊んでいる男勝りの女の子が、都会から来た少年に好意を持つ。イーグルスのニュー・キッド・イン・タウンの世界のようです。ボクシングの練習中に抱きついたのもそうですし、胸にサラシを巻いて、ふくらみを目立たなくするのを手伝わせるのもそうです。イングマル君に色目を使う女子に激しく嫉妬するのもそうです。この作品の山場でもありますが、もう膨らんだ胸を隠せない、こんなだとイングマル君に見せてしまうのもそうです。そうは言ってもあまりにも恥ずかしいので、触れとか、お前のも見せろと言ってしまう。イングマルも大人の女の人のおっぱいは見たいし、そういうシーンもあります。でも隣の女の子が「女」になるのは怖く、逃げ出してしまいます。ここは本当に切なく良いシーンでした。サガ役の子は女優を続けているみたいですし、児童ポルノとかで取り締まって欲しくないと切に思います。

色々あって、最後はハッピーエンドとなりますが、他の方のブログやDVDの感想欄とかを見ると、10年後や大人になった彼らを見たいとか結構ありました。私思うに恐らくもう付き合ってないでしょうね。都会の子フィルターはその内剥がれてしまうと思います。それでもこの一瞬はかけがえのない時間、それが映画なんですよね。

あと、今回観てハッとしたことがあります。イングマルのリア充(古い?)振りです。地元でも好意を寄せる女の子がいて、田舎でも彼女が出来る。しかも他の女の子からパーティーに誘われたり。それにサガが嫉妬する。家族関係は不幸ですが、結構モテ男じゃないか!全くしょうもない感想で今回は終わりです。でも本当に良い映画ですので、皆さんもご覧になってみて下さいね。

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